各所で面白いという感想を見かけたのでようやく読んでみたが、まぁこれが面白い。著者の中で考えや意思がはっきりしているためか、原発や政治など様々な分野についてガンガン書き進められている様はまさに猪突猛進といったところか。そのため、時々意味が取りにくい表現もあったが、何度も読み返すとようやく意味がわかってくる。また日を置いて読みたくなるような内容だった。 私のような人間には耳の痛い話も多かったが、随所に引っかかるポイントがあり、薄い本だがじっくりと時間をかけて読んだ。「私のような人間」というのは、ネットが好きで割と文章を書くことも好きな人間のことだ。本書の帯には「つぶやけばつぶやくほど、人はバカになる。」というキャッチーな一文が書かれている。要はネットでまともな議論などはできないし、「ネットでああだこうだ言ってるやつら全員バカ(意訳)」と言っているのだ。斜め上から目線のドヤ顔ツイートを連発してし
![【書評】押井守著『コミュニケーションは、要らない』 - 裏うぉっちング!!!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c897fc9221704192a1b93d2a86802cc6c9455831/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F417BxdYwQ0L.jpg)