ロシアでは戦勝記念日(5月9日)、モスクワ市の日(9月初め)など、重要な祝日には必ずといってよいほど晴れになります。 記念式典が行われるモスクワ中心のクレムリン もしかしたら、曇りの日もあったかもしれません。でも私が知っている限りは、少なくとも雨が降ったことはありません。一体どうしてそんなことが起こりうるのでしょうか? 実は、ロシアではこの日、国家レベルで大規模な「雨雲払い」が行われているのです! 晴れを人工的に作り出す技術は、ロシアでは1960年代から実用化され、大都市での大式典の際に実施されるようになりました。 なんとモスクワでは1981年より現在まで、大きな祭日には一度も雨が降ったことはないそうです! 天気を良くする理論が本格的に運用されているのは世界でもロシアだけ。この分野の研究は戦前より行われ、実用技術では文句なしに世界のトップを走っているといいます。国外でもウズベキスタンのイス