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ブックマーク / www.rri.kyoto-u.ac.jp (2)

  • 「終焉に向かう原子力」(第7回) なぜ六ヶ所再処理工場の運転を阻止したいのか

    1 「終焉に向かう原子力」 (第7回) 2008年12月13日(土) なぜ六ヶ所再処理工場の運転を阻止したいのか 京都大学・原子炉実験所 小出 裕章 Ⅰ.再処理は核開発の中心技術 原爆の強烈な破壊力 1945年3月10日、 東京は300機を超えるB29による空襲を受け、 下町を中心に市街地の40%が灰燼に帰し、 10万人の人々が焼き殺されました。その時に雨あられと投下された焼夷弾の量は1665トンでした(平凡 社、世界大百科事典)。その5か月後、広島、長崎に原爆が投下されました。広島原爆の爆発力は火薬に 換算して16キロトン、すなわち1万6000トンで、長崎原爆のそれは21キロトン、2万1000トンでした。そ して、それぞれ10万人の人々が筆舌に尽くしがたい苦悶のうちに短期日に死亡し、幸か不幸か生き延び た人々は被爆者となって、その後の人生を奪われました。 ウラン原爆 ウランの核分裂現象が

  • 北スウェーデン地域でのガン発生率増加はチェルノブイリ事故が原因か?/マーチン・トンデル (リンショーピン大学病院、スウェーデン)

    - 73 - 北スウェーデン地域でのガン発生率増加はチェルノブイリ事故が原因か? マーチン・トンデル (リンショーピン大学病院、スウェーデン) はじめに ヨーロッパでのチェルノブイリ事故影響への関心はまず、子どものガン、とりわけ被曝後の潜伏 期間が短い白血病に向けられた。旧ソ連の領域外においていくつかの調査が実施されたが、いずれ もチェルノブイリからの汚染との関係は示されなかった。しかし、母親の妊娠中に胎内被曝をうけ た子供たちでは、ギリシャ、ドイツウクライナにおいて白血病リスクの増加が報告されている。 ただし、ベラルーシからは報告されていない。最近ウクライナから、チェルノブイリによる被曝に よって大人の白血病が増加したと報告されている。一方、ベラルーシ、ウクライナおよびロシア西 部では、事故と関係して子どもの甲状腺ガン発生率が劇的に増加している。ヨーロッパの他の地域 では、大人の甲状腺

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