「無人機勲章」見送りに=退役軍人ら反発−米国 「無人機勲章」見送りに=退役軍人ら反発−米国 【ワシントン時事】米国防総省が、無人攻撃機の運用やサイバー戦での功績をたたえるメダル(勲章)の創設を見送った。無人機を多用する戦場の実態に即して勲章制度を修正しようとの試みだったが、命懸けで戦ったわけでもないのに格が高すぎると集中砲火を浴び、撤回に追い込まれた。 問題になったのは「殊勲戦闘章」。パネッタ前国防長官が退任直前の2月、「(無人機運用などで)傑出した働きをした人間は評価されるべきだ」として、創設を認めたことを明らかにした。 しかし、殊勲戦闘章を、戦死傷者に贈られる「パープル・ハート」などより格上のメダルと位置付けたことから、議会や退役軍人が猛反発。退役軍人団体は3月、「兵士の士気に多大な影響をもたらす」として、オバマ大統領に同章の格付けを見直すよう求める書簡を送った。 このため、パネ