【ソウル大貫智子】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、平昌(ピョンチャン)冬季五輪に向けた南北融和政策が批判を浴び、支持率が急降下している。世論調査会社・リアルメーターの25日発表の調査によると、文氏の支持率は前週比6.2ポイント減の59.8%で、昨年5月の政権発足以来、同社の調査で初めて60%台を割った。約2週間後に迫った五輪開幕を前に、対北朝鮮政策を巡る国内対立が激化しつつある。 同社調査の文氏の支持率は就任当初、82%を記録して以降、70%前後で推移していたが、今年に入って3週連続で低下。今回、不支持率は過去最高の35.6%に上った。