基本的にストーリーや設定には一切関与していないと語る漫画『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修者の中川裕氏だが、アシㇼパの父・ウイルクと、その仲間であるキロランケの設定には深く関わったという。 【漫画】ウイルクについてインカㇻマッがアシㇼパに語るシーン ウイルクは「アムール川流域の少数民族」だった!?私は基本的に「ゴールデンカムイ」のストーリーや設定には関与していません。それはもっぱら野田先生の専権事項で、私は「アイヌ語監修」の名目どおり、アイヌ語に関連する部分の監修を行うのがおもな役割です。 それでもいくつか、基本的な設定にからんだことがあり、そのひとつがウイルク(註:アシㇼパの父)の出自です。 ウイルクが樺太から北海道に渡って来たという設定は、連載当初から野田先生の頭の中にあったものらしく、またウイルクがアイヌ民族の出身ではなく、アシㇼパの眼が青いということにそれがつながっているというのも