日本では全国各地でゆるいテイストの着ぐるみが人気となっているが、世界は広い。そして歴史は深い。郷土に根付いたご当地着ぐるみというものは、ものすごいパワーがある。 日本のお祭りに登場する妖怪などの写真集を作ったフランスの写真家、シャルル・フレジェ(関連記事)のことは以前もお伝えしたが、彼は日本だけでなく、ヨーロッパの部族の伝統行事に現れる動物に扮した人々の姿も記録している。 各地で語り継がれる民間伝承にすっかり魅せられているフレジェは、冬の到来や季節を祝う儀式の衣装に身を包んだ人々をカメラにおさめるため、これまでに21カ国を訪問したという。