オーディオにも基本があります。これは外してはならないもの、知っていなくてはならない事柄と言えます。その最たるものがスピーカーを替えた場合とアンプを替えた場合の音の変化の違いです。皆さんは音を良くしようと思ったら先ず、スピーカーに一番お金をかけませんか? アンプによる音の違いはスピーカーを替えた場合に比べると音の変化は小さいと思っていませんか?昔は雑誌を読むとよく、こんな記事を目にしました。「音の半分以上はスピーカーで決まる、アンプは全体の15%~20%でカートリッジが10%ぐらいスピーカーケーブルやピンコードなどが10%ぐらいになる。」 変化の比率はその文章を書いた人によって異なってはいましたが、おおむねこんな比率が多かったでしょうか。その当時、私はこんな記事を読むたびに違和感を感じて、イライラしたのを憶えています。 あのオーディオ産業が華やかだった頃、私は音楽中毒で、一日に3時間以上音楽