肝臓は体のエネルギーを「脂肪」の形で蓄える臓器です。たくさん食べると血液中にエネルギー源が増えすぎるので、その余ったエネルギーを肝臓が回収して脂肪として蓄えます。これが長期間続くと「脂肪肝」になっていきます。 一方、極端に食事を減らすような急激なダイエットをすると、飢餓状態だと感じて全身の脂肪細胞や筋肉がエネルギー源を放出します。すると、筋肉が減少して代謝が落ち、体が消費するエネルギー量が落ちます。その結果、ダイエットをしているつもりでも、肝臓に脂肪が溜まりやすい状況になってしまうのです。 さらにダイエットの後で食べ過ぎてしまうと、脂肪が溜まりやすい状態に更に食事の栄養が入ってくるので脂肪肝が進行すると考えられています。