内藤忍氏といえば、私がインデックス投資について勉強し始めたころに大いに影響を受けた一人でした。ところがここ数年は、ワイン投資や海外不動産投資推奨派に転向し、インデックス投資家の多くを戸惑わせてきました。その内藤氏が推奨するワインファンドが、金融商品取引法違反で登録取り消しという重い行政処分を受けてしまいました。 株式会社ヴァンネットに対する行政処分について(財務省関東財務局) 業務停止命令や業務改善命令ではなく、いきなり登録取り消しというのは、極めて重い処分です。関東財務局の発表を見ると、典型的なポンジ・スキームのようですから、刑事事件に発展してもおかしくありません。結果的に、こういった詐欺的ファンドを内藤氏が推奨していたことになり、非常に残念です。同時に、今回の事件でいろいろと考えさせられました。こうした問題にひっかかるのは、第一義的に投資に対する知識不足と心構えの間違いが原因なのですが