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ブックマーク / kaiyoukokubou.jp (3)

  • 海上自衛隊の「おおすみ型」輸送艦は強襲揚陸艦なのか?

    「おおすみ型」登場前の海自は、2,000トン級の低速輸送艦しか持っておらず、輸送力と高速航行力を兼ね備えた大型輸送艦を切望してました。そして、日政府も1990年代のPKO派遣を通じて、外洋航行に適した大型輸送艦の必要性を痛感した結果、「おおすみ型」3隻の建造が認可されました。 それまでの海自輸送艦が海岸にそのまま乗り上げるタイプだったのに対して、「おおすみ型」は沖合に展開しつつ、LCAC舟艇や輸送ヘリを使った揚陸方法を採用しました。 特に、LCAC舟艇は最高時速92kmという快速を誇りながら、戦車1両または大型車両3〜4台を一気に海岸まで運べます。 LCAC(左)は輸送艦後部のウェルドックから発進する(右・赤丸で囲んだ部分) 出典:海上自衛隊、筆者加工 全体としては、陸上自衛隊の1個中隊に匹敵する約330名の人員を乗せて、長期航行に備えた居住スペースも確保されました。 一方、装備面では7

    海上自衛隊の「おおすみ型」輸送艦は強襲揚陸艦なのか?
    gui1
    gui1 2024/01/04
  • 在庫処分中?ATACMS弾道ミサイルの恐るべき威力とは

    「陸軍戦術ミサイルシステム」の略称であるATACMSは、1991年に登場した地対地ミサイルで、長射程を活かした指揮所や通信施設、補給拠点への攻撃によって敵の指揮系統や兵站線の断絶を狙います。 また、前述のようにHIMARSや多連装ロケットシステムMLRSで運用されるため、素早い展開と撤収を用いた一撃離脱戦法が可能です。 ちなみに、通常のロケット弾とATACMSは、どちらも見た目が同じコンテナに収容されることから判別が難しく、運用部隊の攻撃範囲を隠匿する狙いがあります。 ウクライナにも供与 ATACMSの導入によって遠距離攻撃能力を手に入れた米陸軍は、配備直後に起きた湾岸戦争ではさっそく30発以上を実戦投入して、2003年のイラク戦争でも450発近くを発射しました。 このように米陸軍の貴重な長距離攻撃兵器となったわけですが、コスト超過にともなって生産中止になったため、現在は在庫に頼っている状

    在庫処分中?ATACMS弾道ミサイルの恐るべき威力とは
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    gui1 2023/05/17
  • いいとこ取り?C-17輸送機「グローブマスター」とその後継

    1993年から使われているC-17の輸送能力は、アメリカ最大の「C-5輸送機」にこそかなわないものの、その約65%に匹敵する77.5トンの搭載量を誇ります。 これはC-130の約3.5倍、自衛隊のC-2輸送機と比べても倍以上にもかかわらず、長い航続距離も与えられました。 その輸送力については、人員であれば134名分の座席を用意できるほか、完全武装の空挺兵を102名も乗せられます。ちなみに、2021年のアフガニスタン撤退作戦で避難民を機内に詰め込んだところ、823人という新記録を打ち立てました。 空挺兵が搭乗した機内(左)とUH-60ヘリを載せる様子(右)(出典:アメリカ空軍、筆者加工) 一方、エイブラムス戦車であれば丸ごと1両、ブラッドレー歩兵戦闘車は2両、迅速展開で使われるストライカー装甲車は最大3両を搭載可能です。 さらに、どの戦場でも重宝されるハンヴィー高機動車や軍用トラック、火力支

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    gui1 2023/05/17
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