1976年7月28日未明、中国河北省の工業都市・唐山を襲った巨大地震は、20世紀に発生した地震災害として最も甚大な被害をもたらした。 マグニチュード7.8という激しい揺れは、わずか数十秒で人口100万人の都市をほぼ完全に破壊し、公式発表でも24万人以上の命を奪った。 海城地震の予知成功からわずか1年半後に発生したこの地震は予測できず、予兆なく発生した突然の激震が近代的な工業都市を直撃するという最悪のシナリオとなった。 唐山地震は都市直下型地震の恐ろしさを世界に知らしめ、都市の地震対策に大きな警鐘を鳴らすこととなった。 突然襲いかかった巨大地震の破壊力1976年7月28日午前3時42分、中国河北省唐山市の住民のほとんどが眠りについていた時間に、地球の内部から解き放たれた巨大なエネルギーが地表を激しく揺さぶった。 マグニチュード7.8という強大な地震は、予兆もなく突如として発生した。 「ドドド

