日東食品製造が試作に使った陶器の壷。日高式壷と呼ばれた。 初代「ノザキのコンビーフ」。アンカー瓶と呼ばれるガラス容器に入っていた。 サンドイッチやサラダは定番。野菜炒めや炒飯とは相性ぴったり。オムレツや卵焼きとの組み合わせもなかなか。コンビーフは、そんな幅広い使い方ができる畜肉缶詰の代表格だ。大和煮や焼き鳥など畜肉缶詰にはいくつもの種類があるが、食材として使えるという点ではコンビーフが一番かもしれない。 コンビーフの英語表記は"corned beef"で、意味は「塩漬けの牛肉」。日本のコンビーフは牛肉の塊を塩漬し、蒸してほぐした後、食用油脂や調味料などを混ぜたものが主流。塩漬け肉は保存食として古くからあったが、缶入りのコンビーフになったのは19世紀に入ってから。欧米ではまず軍用食として利用され、次第に一般に広まっていった。 日本でコンビーフと言えば、真っ先に思い浮かぶのは「ノザキのコンビー