魚介類の摂食と水銀 魚介類(クジラ類を含む。以下同じ。)は、良質なたんぱく質のほか血管障害の予防やアレルギー反応を抑制する作用があるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)を多く含み、またカルシウムなどの摂取源になるなど、健康的な食生活にとって不可欠で優れた栄養特性を有しています。 このように利点が多い食材である反面、自然界に存在する水銀を食物連鎖の過程で体内に蓄積するため、日本人の水銀摂取の80%以上が魚介類由来となっています。 魚介類はからだに良いものですが、妊娠中は少しだけ注意が必要です 平均的な日本人の水銀摂取量は健康に影響を与えるようなレベルではありませんが、魚介類を極端にたくさん食べるなど、偏った食べ方をすることでこの水銀が取り込まれ、胎児に影響を与える可能性があることがこれまでの研究から指摘されています。 そのため、次のとおり注意が必要な魚介類の種類や食べ