山内溥・任天堂前社長のひつぎを乗せた車を見送る社員ら=22日午後、京都市南区の任天堂、戸村登撮影 19日に85歳で死去したゲーム機メーカー任天堂の前社長、山内溥(ひろし)さんの葬儀が22日、同社の社葬として京都市南区の本社で営まれた。取引先や地元関係者、従業員ら約2千人が参列。挑戦を繰り返してゲーム業界をリードしてきた山内さんの生前をしのんだ。 葬儀委員長の岩田聡社長は「世界中から『ビデオゲームというすばらしい娯楽との出会いをつくってくれてありがとう』というお悔やみのメッセージをもらった。これこそ、人生を賭けて成し遂げられたこと」と弔辞を述べた。 コピーライターの糸井重里さんも駆けつけ「愛嬌(あいきょう)のある面白い先輩でした。話をしていて夢中になり、部屋が真っ暗になったこともあった。僕の人生も面白くしてくれました。ありがとうございました」と、お別れの言葉を贈った。 関連記事イチロー