北朝鮮は26日午前6時49分ごろ、東部の江原道(カンウォンド)旗対嶺(キッテリョン)付近から日本海に向けて短距離ミサイル数発を発射した。韓国軍合同参謀本部が発表した。飛距離は250キロ余りと推定している。米太平洋軍によると発射は3発で、いずれも失敗したとみられる。 韓国大統領府によると、発射されたのは300ミリロケット弾(KN09)の改良型とみられる。このロケット弾は米軍基地がある韓国京畿道平沢(ピョンテク)に届くとされる。 北朝鮮のミサイル発射は7月28日、北部の慈江道(チャガンド)舞坪里(ムピョンリ)から大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)14」を発射して以来。旗対嶺には、かつて北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」を発射した基地がある。北朝鮮は今回、韓国各地で21日から展開されている米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」への反発から発射した可能性