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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (21)

  • 安藤健二氏「ミッキーマウスはなぜ消されたか」に解説を - 深町秋生の序二段日記

    さて、お仕事の話。 今日あたりから発売される封印ライター・安藤健二さんの「ミッキーマウスはなぜ消されたか」(河出文庫)に、解説を書かせていただきました。 これは「封印されたミッキーマウス」(洋泉社)の文庫化作品なのですが、文庫のまえがきで、「単行は玉石混交だった」と率直に語っており(そういう率直さが安藤さんの偉いところ)、半分くらい原稿を差し替えております。ほとんどオリジナルのような作品に仕上がっております。 私がお気に入りなのは、第四章の「捏造された日人差別――タイタニック生還者が美談になるまで」というエピソード。あの細野晴臣の祖父があのタイタニック号に乗っていて、かろうじて救助ボートに乗って助かったものの、偏見丸出しのイギリス人が手記で「女子供を押しのけてまで、ボートに乗ってきた卑しい日人がいた」と書いたもんだからさあ大変。祖父さんは「日人の恥」と非難をあびまくり、職を辞めざる

    安藤健二氏「ミッキーマウスはなぜ消されたか」に解説を - 深町秋生の序二段日記
  • 魂揺さぶるアメリカンスピリット「レッド・デッド・リデンプション - 深町秋生の序二段日記

    いやー、泣いた。コントローラー握りながら。 ギネス級の娯楽企業ロックスター社の最新作「レッドデッド・リデンプション日語版」をやったのだが、やっぱりなにもかもに打ちのめされた。グラフィック、遊びやすさ、アダルティな物語、豊富なミニゲームなどなど。 今年は同時期に「デッド・ライジング2」という大物ゲームも発売されて、両方プレイしたが、遊びやすさや物語の深みという点では、「レッドデッド〜」に軍配があがるような気がする。 たとえばこのゲーム。敵に撃たれても、勝手に時間が経つと体力が回復するのである。「おい、体力ゲージどこだよ! え? 勝手に回復するのか」とかなり戸惑ったが、これのおかげで、いちいち体力が落ちたら、回復アイテム探しに奔走するというアクションゲームにありがちな作業に煩わされることがなくなるのだった。同じロックスター社のGTAシリーズでは、ファストフード店やホットドッグの屋台を探さなけ

    魂揺さぶるアメリカンスピリット「レッド・デッド・リデンプション - 深町秋生の序二段日記
  • 震災後の仙台を歩く - 深町秋生の序二段日記

    仙台のワッシュ君(id:washburn1975)に会ってきた。 「高速道路も通ったし、ガスコンロか灯油を持ってこうか?」と言ったら、「電気も水道も復旧したし、うちは灯油を使ってないんですけど、とりあえず映画秘宝読みたいです」 という答えが返ってきたので、今月の秘宝やマンガを持って仙台に行ってきた。 仙台空港近くを通る仙台東部道路を通った。仙台平野の沿岸部を走る高速道路だが、巨大津波がこの道路にまで届いたらしく、道路周辺の田んぼや家は泥と瓦礫と化していた。東部道路自体も、あちこちに凸凹ができている。 ワッシュ君が「あの道路周辺はこの世の地獄です」と言ったが、当に地獄だった。田んぼにはひっくり返った車や漁船、ねじれた自販機が転がり、油にまみれた粘つく泥が瓦礫と一緒にすべてを埋めつくしていた。 名取インターチェンジ周辺は瓦礫と泥の山に埋もれていた。それでもETCを出ると「割引1000円」とい

    震災後の仙台を歩く - 深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2011/03/27
    お疲れさまっす!▼『本当に地獄だった。田んぼにはひっくり返った車や漁船、ねじれた自販機が転がり、油にまみれた粘つく泥が瓦礫と一緒にすべてを埋めつくしていた』…ぎょわー。
  • 2011年03月11日のツイート - 深町秋生の序二段日記

    guldeen
    guldeen 2011/03/12
    ご無事でなにより。
  • 2011年01月02日のツイート - 深町秋生の序二段日記

    guldeen
    guldeen 2011/01/02
    TBS中継の格闘技に絡む胡散臭さの代表=亀田三兄弟。『そういう』人脈が何かTBSにはあるの?と思ったが、赤坂っつったら韓国系の店がやたら多い場所。日本での格闘技・ヤクザ・そして在日コリアンの結び付き関連…?
  • 石原慎太郎の目指すもの「嫌悪の狙撃者」 - 深町秋生の序二段日記

    とある仕事で、話題の人物・石原都知事のを読み返していた。 石原慎太郎の小説は、肌にあうものが少なく、代表作のひとつ「太陽の季節」も、「どうです! 若者らしいでしょう!」という押しつけがましさが嫌だった。 もっとも昔の青春小説なのだから、そう感じるのもしょうがないけれど、「太陽の季節」に限らず、まず既成モラルへの挑戦というテーマうんぬんの前に、ヨット、ボクシング、モーターボート、ナイトクラブ、親分の息子とつるんで豪遊とか、体育会系で友人自慢な感じが鼻持ちならず、なにかといえば金持ち大学生であったりとか、職業が医者という設定なども気にわなかった。「ヨットなんか知らねえよ、タコ!」というか。 もうひとつの代表作・長編「化石の森」にしても、長すぎて読めなかったが、とにかくドストエフスキーがやりたかったんだろうなあと思った覚えがある。 そんなわけで合わない作品が多いけれど、数年に一度は読み返して

    石原慎太郎の目指すもの「嫌悪の狙撃者」 - 深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2010/12/14
    作家に権威を持たせるとダメになるのは、慎太郎・猪瀬の例で痛感した。また"ワンフレーズ政治家"のやった事で痛い目に遭うのも、小泉純一郎首相の時期に判った。
  • 職業にして失うということ - 深町秋生の序二段日記

    山下洋輔の新刊エッセイ「ピアノ弾き即興人生」を読んだら、おもしろいくだりがあった。 音楽を職業としていると、どうしても音楽を普通に聴くことはできなくなる。それゆえテレビから流れるちょっとした音楽にも苛立ってしまうというお話。どんな音楽であれ、耳に入ってくると、つい批評したり、なにかをそこから学ぼうとしてしまうという。落語やNHKの「ラジオ深夜便」といった人の言葉を誘眠剤代わりに聴くときがあるけれど、音楽ではそうはいかない、眠るどころではないらしい。 たとえば、昔の歌謡曲でも、六〇年代ヒットパレードでも、モーツァルトでも、聴こえたとたんに神経がピリピリする。「そうか、こういう風に曲を作っていたのか」「この編曲はどうなっているのか」「この曲が作られた背景にはどういう社会的音楽的状況があったのだろう」などと要らぬ考えに迷い込む。そのうち、自分の知識の無さに情けなくなったりして、安らかに眠るどころ

    職業にして失うということ - 深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2010/11/15
    『好きな物を仕事にするな・純粋に楽しめなくなる(いちいち作り手視点で見てしまい、疲れる)』ってのはよく言われる話。でもミリオタも、軍事物映画・漫画・アニメでの兵器の描かれ方でエラーを見つけ苛立つらしく。
  • 平松伸二のぶっキレ悪党造形。新連載「ザ・松田」 - 深町秋生の序二段日記

    先日、ワッシュ君(id:washburn1975)と会ったら、開口一番に「別冊漫画ゴラク読みましたか!?」と問いかけられた。 「平松伸二の新連載、すごいやばいですよ!」とうれしそうに告げてきたのだった。彼は自分のブログでこのように書いている。 http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20100926(いんだよ細けえことは! - 男の魂に火をつけろ!) そんなわけで死んだはずの人気キャラ松田さん(ブラックエンジェルズ)を無理やり蘇らせての新連載だが、なるほど、近年の平松コミックのなかでは、もっともぎょっとする快作に仕上がっていた。何度も腹を抱えてしまったというか。 まだ1話だけだから、けっきょくのところどうなるかはわからないが、このテンションで話を持続できたら、すさまじいものになるだろうと思う。とりあえずこの1話だけでも見ておいたほうがいい。 大ゴマで松田さんの

    guldeen
    guldeen 2010/10/07
    「ブラックエンジェルズ」の頃はエグい描写だらけで、あんなんがよく少年誌であるジャンプに載れてたもんだと思った。
  • 深町秋生の序二段日記

    http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_7c8a.html(たけくまメモ 川内康範先生、首相官邸へ) いやあおもしろい。川内先生からやはり目が離せない。リアル黒幕さんにしてリアル至誠の人である。先日も「トリビアの泉」に登場してらっしゃったが、いちいち言葉を発するたびに、視聴者に緊張を強いるような効果音が用いられて、その大物ぶりを茶化されていたのがおかしかった。87歳になられても、シャツのボタンを開けて、ちらりと胸元の素肌を見せながらタバコを悠々とふかす姿は色気たっぷりであった。 川内先生の数ある伝説のなかで一番好きなのは、あの80年代最大の怪人「べたら死ぬで」のかい人21面相と対決したことだ。 戦後犯罪史最大の闇であるグリコ・森永事件で、全国の企業や消費者やメディアを恐怖と熱狂の渦に巻き込んだかい人21面相だが、けっこう多弁

    深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2010/08/04
    今の時代、あぁいった形で『犯罪者が書いた、味のある文章』が大衆に読まれるか?と考えた。恐らく、『センスの良さ』すら分からずに葬り去られるだろう。大衆に素養があってこそ、理解できるモノというのはある。
  • ゲーセン。賭博養成所 - 深町秋生の序二段日記

    トバクがいろいろ熱いことになっている。 野球賭博も熱いが、近所のパチンコ屋も相変わらずの大賑わい。1円パチンコや0.5円パチンコを導入して、細く長く搾り取ることを決めた田舎のパチンコ屋は、昼間も失業者と年金暮らしのお年寄りでいっぱいだ。 野球賭博の琴光喜や大嶽親方も、なにやら何千万円もつぎこんでしまったらしいが、南陽市赤湯のおでん屋の大将も、二千万もつぎ込んだ結果、パチンコ店の便所で首吊ったっけ。菱の代紋のバクチもむごいが、桜の代紋がケツモチしている銀球式の賭博もけっこうえげつないものである。 地方の娯楽といえばパチンコのみ。そんな土地に住んでいるわけだが、パチンコをしない人間にとっては、これはなかなかに苦痛だ。何度かそのおもしろさを知ろうと、玉をはじいたことはあるけれど、やっぱりよくわからない。ビギナーズラックすらなく、玉がさっぱり出なかったというのが最大の原因だろう。 プレステ3の大作

    ゲーセン。賭博養成所 - 深町秋生の序二段日記
  • 戦場という四角いジャングル「ハート・ロッカー」 - 深町秋生の序二段日記

    「ハート・ロッカー」を宮城県利府町のシネコンで鑑賞。 仙台よりさらに北に位置する町。超巨大なジャスコがあって、その周囲をロードショップがずらーっと取り囲む超人口都市であった。ゾンビがこれほど似合う町もねえなあと驚愕してしまった。じつにアメリカン。 さてアカデミー賞レース絡みで騒がれている「ハート・ロッカー」だが……まず忠告しておくと、手持ちカメラでグラグラと揺れる系の作品だったので、前の晩にバカ飲みして二日酔い状態だった私は、途中で退席してトイレでケロケロしてしまった。体調を整え、ジュースかガムを用意しておいたほうがいいだろう。 そういう体調で見たために、物語にちょっと集中できなかった部分もある。途中「え? 今なにやってんの?」と疑問符がついたところがあった。まあトイレに行っていたら、そりゃそうなるのは当然なのだが……。登場人物をあんまり掘り下げていないこともあって(主人公の嫁さんのとって

    戦場という四角いジャングル「ハート・ロッカー」 - 深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2010/03/09
    同様の構図を思い出した。「カイジ」など、ギリギリになればなるほど才能を発揮するが、日常生活ではからっきしのダメな男たちの姿を描く、福本伸行の作品。
  • GTA4は道徳的 - 深町秋生の序二段日記

    ちょっと前の話になるが、こういうエントリを見かけた。今日はゲームの話。GTA4に関するネタばれが少しあります。 http://graffito.blog14.fc2.com/blog-entry-1209.html(「ゲームにだけ文句言うな」。GTA4のメーカーが暴力表現規制にコメント-ものろぐ) GTAとはグランド・セフト・オートという世界でもっとも売れたギネスブック級のゲームシリーズである。最新作のGTA4はゲームの枠を超えて、もっとも売れたエンターテインメントという記録を打ち立てた。 80年代のマイケル・ジャクソンのようなすさまじい売れっぷりを記録しつつも、やっぱり18禁ゲームということでなにかとやり玉にあげられる。暴力ゲーム=GTA、GTA=暴力ゲームという鉄壁の図式が出来上がっている。たしかに以前は「皆殺しミッション」があり、火炎放射器を携えながら、制限時間内にどれだけ人間をチャ

    GTA4は道徳的 - 深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2010/02/06
    これが日本を舞台にすると、なぜか「龍が如く」になるという不思議。同じアウトローでも、『軍人あがり』という立場が現在の日本には無いからか/しかし『命乞いをしてくる相手を撃つ』のは、さすがに躊躇するわ…。
  • TBSの自己実現。(相手を殺して)明日にきらめけ。 - 深町秋生の序二段日記

    先日のTBS「K−1MAX」を見て、たぶん来年あたりから一気に興業がやばくなるだろうなと思った。今日はスポーツとテレビについて。 中量級選手による立ち技格闘技のイベントだが、それを魔裟斗ひとりがひたすら支えてきたのだと改めて実感させられる。それにしても川尻との対決は、試合内容こそはひどいものだったけれど(水に飛びこんだ牛をワニがらうようなものだった)観客の興奮はケタ違いだった。魔裟斗といういかにもな名前にあのホストっぽいマスクということで、敬遠する人も少なくないが、練習魔と強心臓で頑固な格闘技ファンをも唸らせていた。 しかし興業自体はつまるところひたすら魔裟斗頼りで、興奮がケタ違いだったということは、それ以外はさしてエキサイティングしていなかったという証拠でもあった。そのあたりは当然、K−1側も意識していたようで、TBS系総合格闘技の英雄である山KIDを拝借してきたが、その結果、韓国

    TBSの自己実現。(相手を殺して)明日にきらめけ。 - 深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/#/top(「グラン・トリノ」公式サイト) 昨日公開の「グラン・トリノ」今年ナンバー1映画かも。魂が震えた。 それぐらいすばらしい。なによりも気高さを感じさせる。イーストウッド映画の代表的作品の一つとして記憶されるだろう。 「チェンジリング」、硫黄島二部作と大金が動く作品が続いたが、「グラン・トリノ」はびっくりするぐらいに金がかかってない(笑)。有名スターといえばイーストウッド自身であり、あとおもに登場するのはほぼアマチュアのアジア系の若者、それにモン族の人々である。舞台は、デトロイトの元中流階級向けの住宅街であり、貧しい移民が住みついた現スラム地域である。衰退するアメリカを象徴するような場所だ。 「ミリオンダラー・ベイビー」以来、久々に俳優イーストウッドが帰ってきたわけだが、これがとにかくすごい。イーストウッ

    深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2009/05/05
    id:kurimax氏↓「監督の過去作品」の紹介も兼ねてる。それか貴殿、嫌儲主義とか?/「むしろ後からやって来た移民であるがゆえに、よりアメリカ人たらんという意識」←街宣右翼に在日が多いのと、根は一緒かも知れんね。
  • 深町秋生の序二段日記

    おすぎです! 仕事ばかりしてたら過労で倒れました。 仕事にしたら暇になると思ったのだけれど。 そんなわけで軽く。 前にも書いたが、速水健朗さんから聞いた話で「アルバムは売れないけど、夏フェスでTシャツは売れる」というのがあった。「コンテンツからコミュニケーションの時代」というやつ。非常に感銘をうけた覚えがある。シニカルに言えば、「おれはこのアーティストをリスペクトしてるんだぜ! ベスト盤しか聴いてねえけど!」みたいな。深く知る気はないけど主張はするぜ! つるもうぜ!という感じ。 で、もうすぐチェ・ゲバラの映画である。「あ、これは」と思ったが、おすぎに先に言われてしまった。 おすぎです! チェ・ゲバラをTシャツでしか知らないあなた! だって。たしかにゲバラは「Tシャツやポスターでは有名だけど、実績や哲学は詳しく知られてない人」業界における最右翼(ゲバラだから最左翼というべきか)だと思う。

    深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2009/01/08
    『山形は鉄砲町にゲバラというパチスロ店があった。たしかつぶれたと思うけど』←この一節に爆笑。そしておすぎのヒトコトは、実に正しい。
  • 深町秋生の序二段日記

    闇金ウシジマくんはこれまでも何度も取り上げてるが、最新刊12巻を経て、さらにぐっと文学性が増し、なんだか手の届かない高みに達した感があり、びっくりしてしまった。 連載当初こそはトサン(十日で三割)というハッタリ感ばりばりの闇金世界と、コミックらしい味付け濃い目のキャラクター、それにギトギトの暴力描写、倫理や道徳を軽くフライングした世界観で世の暴力グルメの舌を満足させてきたのだが、ついに最近では文化庁メディア芸術祭推薦作品に選ばれるなど(「いかにこの国がダメになっているのかを執拗に描いた作品に、国が優秀作品として推薦してしまうのだからなかなか懐深いというか。まあ別に役人が選んだわけではないんだろうけどかなり喜劇だ)、徐々にこのマンガは変化しつつある。 初期は最低なヤンキーや、怠惰なニート、ショッパホリック(買い物中毒)に陥ったOL、パチンコ狂いのフリーターなどの生態を濃密に描き、彼らに懲罰を

    深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2008/09/04
    もう「ナニ金」「ウシジマくん」あたりは、政治家の必読図書にしたほうがいい。市井の人間は“こんな程度のこと”でヒーヒー言ってるのだから。
  • 一青 窈さんのPVがすごすぎる件について(コメント欄) - 深町秋生の新人日記

    焼酎の湯割りを飲みながらスペースシャワーTV見てたら仰天してしまった。湯割り吹いちまったじゃねえか、この野郎。 音楽専門チャンネルだけあって、敵性音楽であるJ−POPのPV(プロモーションビデオ)がひんぱんに流れているのだが、どいつもこいつもあいかわらず青空を見上げたり、陶酔しきった表情つくったり、バカップルみたいにいちゃいちゃしてたり、ブサメンのレゲエ野郎が宗教臭い説教かましたり(ET−KINGってなんの宗教にはまってんだろう。ハーレルーヤーとか唱えるし。大阪は変な宗教いっぱいあるもんな)当に反吐がでそうになるのだが、そうとわかっていてもなぜかチャンネルを合わせてしまう。困ったことだ。 たまに電グルのPVのような心洗われるのもあるし、何年も鑑賞していると、たいていのPVでは驚かないのだが、さすがに一青 窈のやつはマジでびっくりしてしまった。当にやばい。公開カルト宣言って感じなのだ 個

    一青 窈さんのPVがすごすぎる件について(コメント欄) - 深町秋生の新人日記
    guldeen
    guldeen 2008/02/26
    「敵性音楽」なんてフレーズ、いまどき鳥肌実でさえ口にせんぞw
  • 深町秋生の序二段日記

    速水健朗さんの「自分探しが止まらない」を読んだ。 読み終えたあとに感じたのは恐怖だった。この感覚は斎藤貴男の傑作ルポ「カルト資主義」でも感じたが、現代日に覆う得体の知れないものの正体に肉迫しているように思える。凡庸な表現になるが、これこそが警鐘を鳴らしてくれる「社会の木鐸」というやつなのだろう。 ただ違和感を覚えたのは帯だ。バックパック背負った若者とゴス娘のヘタウマイラストがあって、「こんな若者にはもううんざり」と挑発的な文句が並んでいる。これはベストセラー新書の「他人を見下す若者たち」とかにならったものなのかは知らないが(こっちの著者名も速水だ)、の内容と乖離した帯は、宣伝になるどころか上滑りするだけではないかと思う。あれは「こんな若者につけこむ輩にはもううんざり」とすべきだったのだ。でもこれじゃあまり宣伝にはならないのか。 http://d.hatena.ne.jp/S2D2/2

    guldeen
    guldeen 2008/02/21
    『俺と一緒に夢を追おうぜ!』『で、お前は俺を幾らで働かせるわけ?』フイタw//その「労働力の使い捨て」の末路は、結局「子作りに躊躇する・新車が売れない社会」という形になって跳ね返って来てる。壮大な皮肉。
  • 深町秋生の序二段日記

    昭和30年代が好きだ。 なぜならそこにあるのは混沌と暗黒の世界。右翼はいつ起きるかわからない革命に怯えて政治家や出版社を襲い、左翼は大勢で道端や国会や大学で暴れまくった。長嶋が天皇の前でホームランを打っていた頃に、熊の漁民は有機水銀たっぷりの魚をべて苦悶していた。正義のヒーロー力道山はドラッグと酒にトチ狂い、目の前にあるものすべてをぶん殴った。 高度成長期の東京はオリンピックに向けて大工事。騒音と埃と神風トラック、神風タクシーが行きかうやかましい街だった。増える車の台数に道がおっつかず、そこいらで大渋滞が起きていた。環境保護という概念は確立されてはいないために、煙突からは有害な黒い煙がもくもくと吐かれ、東京湾には得体の知れない物質の混じった廃液が垂れ流し。 輸送に明け暮れる国鉄は鶴見と三河島と宇和島で大事故を起こし、100人単位で乗客をあの世に送った。戦争の苦しみを知っていた規律正しい

    深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2007/11/23
    そういやゴジラの過去作品なども、現在では「土人」などの台詞がカットされるんだよね。差別用語に対して規制がやたら厳しくなったのも、この頃から。
  • 深町秋生の序二段日記

    最近は「すごいなあ」と驚いてばかりいる。 一体、何に驚いているのかというのをいっぱい書きたいのだが、どうも時間がない。だがとにかく今日は安藤健二氏を取り上げようと思う。 今、「映画秘宝」で隔月連載している「封印された旧『ドラえもん』の真実」ががぜん面白くなってきた。安藤健二氏といえば大傑作「封印作品の謎」でブレイクし、これまでもウルトラセブン12話やブラックジャック、オバケのQ太郎といった作品がなぜ世の中から消えてしまったのかを追い、そのときの時代の空気や政治状況や製作者側の思惑などを詳細に描いてきた気鋭のライターである。 今回の「日テレビ版ドラえもん」も第二回に入ってから、ものすごく面白くなってきている。ちなみに日テレバージョンとはこんな感じである。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%81%88%E3%82%82%E3

    深町秋生の序二段日記
    guldeen
    guldeen 2007/08/06