124.昔はサイパンもパラオも「日本」だった ── 日本の南洋群島統治 (2003.7.7) [トップページ] [前のページ] [次のページ] [コラム目次] [歴史用語解説集] [歴史関連書籍案内] 「南の楽園」 ── 広大な太平洋に点在するポリネシア・メラネシア・ミクロネシアの島々は、この様に呼ばれ、日本人の心を擽(くすぐ)って止みません。実際、サイパン島へは40万人、パラオ諸島(ベラウ)へは2万人、ポナペ島(ポンペイ)へは1万人、コスラエ島へは2千人もの日本人観光客が一年を通じて訪れています。しかし、これら、南洋の島々が、かつて「日本の領土」であった事をどれ程の人が知っているでしょうか? 恐らく、その様な事を知らないまま、ダイビング等を楽しんでいるのではないでしょうか? と言う訳で、今回は、かつて日本領だった「南の楽園」について触れてみたいと思います。 時は、大正3(1914)年