携帯電話で国内最大手のNTTドコモが、ドコモショップを運営する販売代理店に対し、人気のスマホの特定機種の頭金(店頭販売金、スマホ販売で代理店が得る粗利益)を0円にするように強要していると見られる問題で、ドコモ営業本部・販売部の営業戦略担当部長・鈴木友徳氏と、代理店担当部長の川瀬裕吾氏を直撃した。 鈴木氏は代理店施策を実行に移す際や代理店管理の責任者、川瀬氏は代理店施策の企画担当トップ。「頭金0円の強要」は再販価格の拘束にあたるとみられ、独占禁止法違反の可能性がある。東洋経済は両氏に説明を求めた。 ――ドコモショップではこれまで、大半の店舗で売れ筋の主力機種に1台あたり大体1万円から1.4万円くらいの頭金がついていました。それが2020年の11月頃から突如、大半の店舗でほぼ同じタイミングで0円になりました。複数の代理店関係者が「ドコモから指示があり、やむを得ず従った」と証言しています。 鈴木