「海街diary」撮影現場での是枝裕和監督[映画.com ニュース] 是枝裕和監督の最新作で第68回カンヌ映画祭コンペティション部門に選出された「海街diary」が、6月13日に全国323スクリーンで封切られ、息の長い興行を展開している。長編劇映画の監督作10本目となる今作の撮影現場は、是枝組が長い年月をかけて育んできた「意見を伝え合う」ことを貫きながらも、主人公の4姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが「本当に穏やかな現場」と口をそろえ、驚きを禁じえないものとなった。 是枝組の現場の雰囲気を端的に言い表したのは、4姉妹の次女・佳乃を演じた長澤だ。「奇跡」に続き2度目の是枝作品となったが、「是枝さんの現場にいる人たちは、そこにいることにすごく幸せを感じているように思いました。この日々が永遠に続けばいいのにって思っている人しかいない現場だから、映画の中に日々があるように、日々の