昔、一眼レフを買ったときに舞い踊る気持ちで紅葉の写真を撮りにいった。 そして、一枚写真を撮ったときに、私はものすごく衝撃を受けた。 なぜかと言うと裸眼で見る紅葉より、一眼レフを通した紅葉のほうが美しかったのだ。 バカかと思われるかもしれないが、私はそのとき相当困惑した。 一生懸命頭を悩ませ、いろんな人に話を聞いた。 レンズから見える世界は真実ではないのか、と さまざまな答えが返ってきたが、一番印象に残っているのは ・レンズは補正がかかっている場合がある ・裸眼で見えるものには限界がある という二点だった。 よって私はカメラのレンズは裸眼で見える意味での真実は写していないという結論となった。 これは2年前ぐらいの話なのだが、つい最近あるプロモーションビデオを見た人のコメントで 「こんなに美しい世界を普段見ていたということに改めて感動しました」 みたいなのがあって、過去の経験より違和感を覚えた