先日自室を整理していて、積読になっていた「復活! TK-80」という本を改めて読んで思ったことを書きたい。 TK-80は子供のころに所有していて、テンキーとLEDでできるゲームを打ち込んでは友人と遊び倒した記憶がある。ラジオ製作少年だった中学1年のころ、近所の部品屋さんがマイコンというものを扱い始めた。ガラスケースに飾られていたあのTK-80の、IC部品を綺麗に見せたパッケージを眺めているうちに、そのころもう作るものがなくなっていたハンダ付けマニアには結構な挑戦に思えて、その好奇心から10万円弱の金額であったが親を拝み倒して購入してしまった。NECが76年に発売したTK-80はCPUやメモリをハンダ付けして組み立てるマイコンキットで、クロック2MHzの8bit CPUに512バイトのRAMがついている。当時、SRAという会社のプログラマの人たちがこの小さなTK-80で動く面白いゲームを書い
![2016年07月04日版:稲村 浩(総務担当理事)-情報処理学会](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6a4eb18ea6a19122e632aec5c389a2c1011cfb64/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.ipsj.or.jp%2Fsystem%2Fg5dn8200000000fl-img%2Fca39ob0000000akm.png)