電機メーカー各社に共通したキーワードが「2010年は3D元年」。その言葉通り、電機大手各社から3D対応製品が相次いで登場している。 量販店店頭では、パナソニック、ソニー、シャープ、東芝の各社から発売された3Dテレビが既に展示されており、「プラズマパネル」のパナソニック、「4倍速液晶パネル」のソニー、「独自の4原色」を提案するシャープといったように、それぞれの特徴を生かした3Dの訴求が行われている。東芝は上位モデルの「LED REGZA ZG1シリーズ」や「CELL REGZA」の3D対応版の発売を10月に控えているほか、年内には裸眼3Dテレビの投入も視野に入れているという。メーカー側の3D訴求は、これらの製品が出そろった段階でさらに本格化することになりそうだ。 そして3Dの訴求展開は、テレビで「見る」だけではなく、「録る」や「撮る」といった方向へも広がりを見せている。 ソニーマーケティング
酒に酔っているときは3Dテレビを見ないように――Samsung Electronicsのオーストラリア法人が、3Dテレビ視聴に関する健康上の注意事項を公開した。 同社は、「子供は3D視聴に関連する健康上の問題の影響を受けやすい」ため、子供が3Dテレビを見るときは保護者が監督するべきとし、さらに「妊娠中の女性、高齢者、重い病気にかかっている人、睡眠不足の場合、酒に酔っている場合」も3D機能の使用を控えるようにと述べている。 激しく明滅する映像を見るとてんかんの発作が起きる人に対しては、3D機能を使用する前に医師に相談するよう求めている。 また、3D映像の視聴は、乗り物酔い、知覚の異常や方向感覚の喪失、眼精疲労、姿勢が不安定になるなどの症状を引き起こす可能性があるため、頻繁に休憩するよう注意を促している。もしもこれらの症状が出た場合は、「すぐに3Dテレビの使用をやめて、30分以上休憩し、症状が
テレビメーカーや映画スタジオ各社が、映画を見る人たちに、3D眼鏡をかけるのもそう悪いことではないと思わせようと躍起になっているところに、任天堂がさらなる圧力をかけてきた。 任天堂は米国時間3月22日、何の前触れもなく、同社の人気携帯型ゲーム機の新バージョンを販売する計画だと発表した。新バージョンは3Dスクリーンを搭載し、特別な眼鏡を必要としない。これは一大事だ。そして、今後1年のうちに他のデバイスの形でこのような3Dスクリーンを出してくるメーカーがさらにあるだろうということを意味している。 この「ニンテンドー3DS」が実際にどのように機能するかは分かっていない。任天堂は、現時点では詳細について口を閉ざしているが、6月にロサンゼルスで開催されるゲームカンファレンスElectronic Entertainment Expo(E3)2010で、より詳しい内容を明らかにする予定だと言っている。 そ
3Dテレビとなると、筆者にはこれが見えない。文字通り、見ることができない。2Dの画面を見たときに3Dの映像が存在するかのように見せるはずのテクノロジが、筆者には作用しない。このような人々は、小さいが無視できない割合で存在しており、専門家によって4%から10%と言われている。コンテンツ会社とハードウェア会社が3Dに移行する中、筆者のような人が数多く取り残されようとしている。 不満を述べようというのではない。これは世界の終わりというわけではないのだ。筆者のように平面でしか見ることができない人でも、3Dコンテンツの2Dバージョンを見ることはできる。筆者は3Dでないバージョンで「アバター」を見た。うれしいことに、ほとんど空席だった(廊下を隔てた3D上映の方はもっと混んでいたが)。それに、例のばかげた眼鏡を掛ける必要もなかった。 もちろんわれわれは社会的存在であり、平面でしか見ることができない人々に
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