通信手段の進化と低価格化により、様々な場所から、ビジネスに活用できるデータを収集できるようになった。では、どこに着目すればビッグデータの種を探せるのか。5社の先進事例からヒントを探る。 ウェザーニューズ 30万人の携帯電話が 気象レーダーに すべて自前でセンサーを張り巡らさずとも、様々な場所から情報を収集し、ビッグデータを生み出せる。気象情報サービス大手のウェザーニューズの取り組みは、その好例だ。 ウェザーニューズが活用するのは、約30万人の有料会員「ウェザーリポーター」が日々持ち歩く携帯電話だ。最近の携帯電話、特にスマートフォンにはGPS(全地球測位システム)とカメラが搭載されており、この二つの機能を利用すれば簡易版の気象レーダーとして使えるのだ。 ユーザーの携帯電話をレーダー代わりにすることで、よりきめ細かく、リアルタイムに情報を取得できるようになった。 「ウェザーリポーターからは毎日
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