(C)P.I.C.S./小戸川交通パートナーズ ありふれた狂気の「オッドタクシー」。4話は小戸川の台詞はなく、30分はひたすら田中という男の独白に費やされる。独白とは一方的なものだ。どうあがいても、それは偏りを免れない。 オッドタクシー 第4話「田中革命」 小戸川は今日も色々な客を乗せる。時々ちょっと急いで運転してしまう時もある。 (公式サイトあらすじより) 1.よくあるようで珍しいモノローグ回 2.他人と話せない男・田中 感想 1.よくあるようで珍しいモノローグ回 (C)P.I.C.S./小戸川交通パートナーズ 独白、モノローグが主体の30分はけして珍しいものではない。視点を固定して描けるこの手法は情感を豊かにし、時に視聴者は語り手と一体化した錯覚すら覚える。だが「オッドタクシー」4話は同様の他作品と比べても明らかに異質だ。 田中のこれまでがありふれて数奇だから? 田中を演じる斉藤壮馬の