株式会社識学が主催した経営者向けに特化したオンラインイベントに、著書『数値化の鬼』『リーダーの仮面』の2冊累計発行部数が50万部を超える、同社代表の安藤広大氏が登壇。「経営者のための数値化マネジメント解説」と題して、「真の変数」を見つけ出すポイントや、ポジションごとに視点を変えないといけない理由などを語りました。 メンバーが一番数字を残せる「状況」の作り方 安藤広大氏(以下、安藤):では、部下に定数を変数と勘違いさせないためにはどういうマネジメントをすればいいのか。やはり(スライドに表示されている3つの項目のうち)上の2つは非常に重要かなと思います。 1つ目は「付き合わない」ですね。コロナ禍で、僕は目標設定をちょっと変えてあげたほうがいいのではないかという考えがありました。でも、営業の責任者である副社長は、「誰かが達成している以上は達成可能な環境である」と、何も設定を変えないという意思決定