はじめに 本稿では、誰もが一度は遊んだことのある落ち物ゲームを模した「TETRA」というゲームを作ります。ルールを簡単に説明すると、次の通りです。 このゲームでは、落ちてくるブロックを積み重ねて、横一列を埋めることを目標とします。横一列が埋まるとブロックは消え、点数が入ります。上まで積み重ねてしまうと、ゲームオーバーです。 TETRAのルールは単純であり、落ち物ゲームの基礎を学ぶのにうってつけです。これをマスターすれば、他の落ち物ゲームを作ることもできます。また、ゲームプログラムで頻出のPeekMessage関数を使ったメッセージループも解説します。 対象読者 ゲームプログラミング、特に落ち物ゲームに興味のある方。ただし、C言語とWin32APIの基礎を習得していること。 必要な環境 Visual C++ .NET 2002で開発し、Windows XP/98で動作確認してい