石油高騰も影響し、スーパーではレジ袋削減の動きが加速しそうだ=神戸市灘区備後町5、トーホー六甲道駅前店(撮影・内田世紀) 石油や食料品の高騰で厳しい経営を迫られるスーパーや生協が、環境保護だけでなく、経費面からもマイバッグ運動を本格化させ、レジ袋削減に力を入れ始めた。「表向きは環境問題だが、本音は経費削減」といい、袋を薄くしたり、顧客に渡す枚数を減らしたりと工夫を凝らす。いわば、エコロジー(環境保護)だけでなく、エコノミー(経済活動)の面からも実行を迫られた格好だ。(小西博美) 兵庫県内に四十二店舗あるスーパー「トーホー」は、原油高でレジ袋の経費が上がり、枚数や質を見直した。店頭では特典を設けてマイバッグ持参を奨励。一方で、業者によるレジ袋値上げの際には袋を薄くして経費を抑えたほか、研修では商品量に見合うレジ袋の渡し方なども指導した。 レジ袋は、大きさによるが一枚二-五円程度。値上がりは一