【関西かぞえ節】じゅう数えて あったまり2012年7月19日 印刷 Check みんなで歌う「関西かぞえ節」。体も心もポッカポカだ=大阪市平野区、伊藤菜々子撮影 絵・グレゴリ青山 NHKの山本美希アナウンサー うちの娘は2歳にしてすでにマスターしている。関西で1から10まで数える時のあのメロディーを。 ♪いぃち、にぃ、さぁん、しぃ、ごぉ、ろぉく、ひぃち、はぁち、きゅう、じゅう! 関西人ならおわかりだろう。たこ焼きのつまようじを誤ってほっぺたに刺した時に発する「いたっ!」の「い」で号砲を打ち鳴らし、地面を低くえぐるような「にぃ」、頭の頂からクラッカーを鳴らすような「さぁーん」と続く、例のやつだ。 生まれも育ちも大阪の記者(36)と妻(35)が歌うのを娘は耳で覚えたわけだが、記者も物心ついた時にはマスターしていた。母(61)に尋ねると、生きていれば98歳の祖母もこの節回しで歌っていたそうだ。