人気小説「涼宮ハルヒ」シリーズの舞台となった西宮市で25~26日の2日間、主人公が通う学校や喫茶店のモデルを写真で紹介する展示や講演、作品で登場する場所を巡る「聖地巡礼」ツアーが開催される。 企画したのは関西を作品の舞台とするアニメや小説などの愛好家グループと、神戸夙川学院大学観光文化学部の原一樹准教授らで「文化の力で地域を盛り上げたい」と期待する。 「涼宮ハルヒ」は、ありふれた日常に退屈する変わり者の女子高生ハルヒと、その仲間たちの少し変わった学園生活を描いた小説。 原准教授は人気アニメの舞台となった場所が観光資源として注目された例として埼玉県久喜市の鷲宮神社を参考にする。2007年放映のアニメ「らき☆すた」の舞台となり12年には放映前の3倍を超える47万人が初詣に訪れた。 モデルとなった西宮市の「珈琲屋ドリーム」店主の細海研一さん(58)は「小説やアニメをきっかけにお店のファンになった