NFLで、労使紛争の末に起用された代用審判の誤審を指摘する声が相次いでいる。熱心なスポーツファンで知られるオバマ大統領も25日、記者団に「ひどいね。何カ月も言い続けているが(正規の)審判を取り戻さなければ」と苦言を呈するなど、社会問題化しつつある。 NFLは審判組合との給与や待遇をめぐる交渉が難航。9月開幕の今シーズンは大学下位リーグで活動する審判らを起用したが、誤審の多さが注目を集めるようになった。 24日夜には全米に中継されたパッカーズ-シーホークスの一戦で、試合終了間際のロングパスがタッチダウンと判定されシーホークスが逆転勝利。だが米メディアは、守備側が先に捕球しタッチダウンは成立していないことを示すビデオを繰り返し放映、一斉に「史上最悪の誤審」などと批判した。 オバマ大統領はツイッターでも25日、「すべてのNFLファンは、審判員の労使問題解決を願っている」とつぶやいた。
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