防衛省は5日、新型コロナウイルスの感染予防策として、飲酒や飲食を伴う業務の打ち合わせ「会合」を再び事実上禁止にした。感染者が減ったため10月1日に会合を解禁していたが、教育課程の参加者に集団感染が起きたため、わずか4日で逆戻りに。省内からは「会合の予定を組む暇もなかった」「急増のタイミングが悪すぎる」と悔しがる声が上がる。 防衛省や自衛隊での月別の感染者数は7月が37人、8月が61人に急増したものの、9月は26人に減った。防衛省は7月末以降、全国の自衛官や事務官に対し、キャバクラなど接待を伴う店の利用や宴会について「厳に慎む」よう求めていたが、会合については10月1日から容認する通達を出した。ただし、1カ月の感染者数が9月の人数を超えるまでとの条件を付けた。