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ブックマーク / nmukkun.hatenablog.com (257)

  • 20 二人のカリスマ 江上 剛 (2019) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    二人のカリスマ 上巻 スーパーマーケット編【電子書籍】[ 江上 剛 ] 価格: 1760 円楽天で詳細を見る *イトーヨーカ堂の創業者、伊藤雅俊をモデルとした上巻。 【あらすじ】 戦時中、特攻の部隊に配属されたが無事生き延びた藤田敏雄は、自由な商人として生きることを決意する。商人でもあった母の教えを守り、堅実な商売を続け、北千住で営む洋品店から料品も扱うなど業容を広げ、スーパーマーケットへと変貌を遂げていく。アメリカ視察でチェーン運営に刺激を受け、藤田は徐々に事業を拡大していく。 同時期に強気の拡大路線でマスコミの寵児となるスーパーサカエの中村力也。「文化」を打ち出し、イメージ戦略に抜きん出るも、スーパーを超えた業種で拡大を目指すセイヨーの大館星一らライバルと競いながら、藤田のスーパーは成長を続ける。そんな中入社した大木将史は、アメリカ出張の際コンビニエンスストアに出会う。周囲の反対を押

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    gyu-chan 2023/03/17
  • 19 帝王の誤算 鷹匠 裕 (2018) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男【電子書籍】[ 鷹匠 裕 ] 価格: 1870 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 日最大の広告代理店「連広」で、抜群の実績を残して常務に就任した城田毅は、連広を更に大きくして自身の野望を確固たるものにするため、強引なやり口でオリンピック、プロスポーツや博覧会、そして選挙など、様々な事業に介入して指揮を執る。各業界のトップ企業の広告扱い独占、広告第二位「弘朋社」への圧力など、手段を選ばず強行する。 一方、過労死した連広社員の・真美は「思いやり雇用」制度によって連広に入社し、城田の秘書となった。真美は当初、連広及び亡き夫の上司であった城田に憎悪を持っていたが、城田の秘書として働くうち、「仕事の鬼」として取り組む姿に魅了されていく。そして城田は社長に就任し、「帝王」として連広に君臨する。 【感想】 作者の鷹匠裕は、東大卒業後広告業界第2位の会社

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    gyu-chan 2023/03/15
  • 18 島のエアライン 黒木 亮 (2018) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    島のエアライン(上)【電子書籍】[ 黒木亮 ] 価格: 880 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 「天草エアライン」は、県と地元市町、地元企業の共同出資で2000年(平成12年)に創設された、地方自治体が単独経営する日初の定期航空会社。天草から熊、福岡、大阪を結び、観光や医療活動にも貢献している。人口15万人の地域に85億円の天草空港をつくることに対し、メディアから無駄な公共事業として大バッシングを受けた。 それでも計画を続けるも、就航する航空会社が見つからず、熊県は自前で航空会社を立ち上げるという無謀と思える決断に踏み切る。建設用地の買収問題から始まり、国への無数の許認可申請、20億はかかる飛行機の購入、操縦士や乗組員の訓練にも膨大な時間と費用。そして経営面でも運用規定の作成、予約システムの構築、人材や部品の確保等など。様々な難関がこれでもか、と襲いかかるが、気の遠くなる道のりを1

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    gyu-chan 2023/03/13
  • 17 社長室の冬 堂場 瞬一 (2016) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    社長室の冬(メディア三部作)【電子書籍】[ 堂場瞬一 ] 価格: 880 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 日新報記者である南康祐は、誤報事件を引き起こし、また会社にとって不利益な情報を握る危険人物であるとみなされ、記者の立場を剥奪されて編集局から社長室へと異動させられた。 日新報社は日を代表する巨大新聞社の1つであったが、発行部数の減少により経営危機に陥っていた。社長の小寺政男は外資系IT企業AMC社への身売り交渉を始めていたが、突如急死、九州に左遷されていた新里明が急遽後任社長に就任することとなり、売却交渉を引き継ぐ。 南は新里社長のもとでAMC社との売却交渉を担当する。交渉相手のAMCジャパン社長青井聡太は、元日新報の記者で、海外勤務の約束が反故にされたことから退社した過去を持つ。社内は売却に反対する意見が多く、労働組合や会社OBから反発を受け、創業者一族や政治家も絡み、売却

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    gyu-chan 2023/03/10
    いつもありがとうございます^^
  • 14 cc:カーボンコピー 幸田 真音 (2008) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    cc: カーボンコピー【電子書籍】[ 幸田真音 ] 価格: 859 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 山里香純、41歳。新卒で就職した会社に不満はなかったが、20代最後の1年で同級生の彼が年下の女性と突然結婚し、職場の後輩も立て続けに結婚退職をして、その閉塞感から逃れるように退職してしまう。紹介された中堅の広告代理店でなぜか創業者の夫人に気に入られ、そして御曹司である永澤一憲からプロポーズを受け手、31歳で「玉の輿」結婚となる。しかし男側の夜の営みの不具合がきっかけで徐々に心がすれ違いとなり、6年半に及ぶ結婚生活に分かれを告げる。 離婚の条件としてそのまま会社で働いて、女性で唯一のAE(アカウント・エグゼクティブ:法人営業)として仕事を切り回し、周囲から一目置かれる存在に成長する。ところが、クライアントの広報部にかつて一夜をともにした広崎研吾が再度配属となり、新たな展開が。2人で手がけた生

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    gyu-chan 2023/03/05
  • 13 D列車でいこう 阿川 大樹 (2007) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    D列車でいこう【電子書籍】[ 阿川大樹 ] 価格: 692 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 55歳の河原崎慎平はメガバンクの支店長で、趣味は250CCのバイクを操ってのツーリング。気の向くままに西へ向かった先にある広島県のローカル線で、試運転列車が目の前で事故を起こした。同じ現場に居合わせた同じ年配の「撮り鉄」田中博と事故に対応するが、その後東京に戻ってからもこのローカル線「山花線」が何故か忘れられない。赤字路線で2年後に廃止が決まっている。だがその赤字額は毎年3,000万円。銀行マンとしての経験から、工夫次第で何とか赤字は解消できるのではないかと考える。 東京で再会した撮り鉄の田中は、官僚OBで資産もあり、同じく山花線を何とかしたいという気持ちで意気投合する。そこへ河原崎の部下で、MBAの資格を独力で取得したが、銀行では持て余し気味に扱われている深田由希が加わり、ついに廃止決定のローカ

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    gyu-chan 2023/03/03
  • 12 再生巨流 楡 周平 (2005) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    再生巨流(新潮文庫)【電子書籍】[ 楡周平 ] 価格: 869 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 吉野公啓(まさひろ)は一流の総合商社に就職、憧れの営業ではなく物流部門に配属となり意気消沈したが、そこでロジスティクスの重要性と可能性を見出し、ついには自分のアイディアを活かすためにスバル運輸に転職する。新規事業をいくつも立ち上げ抜群の成績を収めるが、いつも強引な仕事の進め方で失敗した事業の尻拭いは他人まかせ。上層部から管理職としては失格と見なされ、新規事業開発部の部長と肩書き上では出世するも、部下は万年ノルマ未達で最低評価の社員と事務職のベテラン女性という2名。そこでゼロから4億のノルマを課せられる部署に体よく棚上げ、事実上の左遷となる。 一方、蓬莱秀樹は高校時代から甲子園で活躍したスター選手で、社会人野球としてスバル運輸に入社、ドラフト1位指名が確実視されていたが、怪我に見舞われてしまう。

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    gyu-chan 2023/03/01
  • 9 ライバル 安土 敏 (1999) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    ライバル 小説・流通再編の罠【電子書籍】[ 安土敏 ] 価格: 629 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 高度経済成長を目前に控えた1960年、「学校秀才」だった御堂信太郎は、海外勤務も夢だったために総合商社の国際交易を就職先に選んだ。大量採用された時代、同期には同じ大学で、六大学のエースをして名を馳せた池上唯史がいた。新入社員の研修から親交を深めた2人だったが、1人の女性を争うようになり、そして部長、役員と出世する度にライバルとして意識するようになっていく。 時は流れて1997年、専務となった御堂は常務の池上と時期社長候補として争う立場になる。そこへ御堂のが、そして池上が相次いでガンが発病し、御堂は自分の人生を見つめ直すことになる。 【感想】 巨大商社の出世レースを軸に、同期2人を描いた小説として、咲村観も同じ題名「ライバル」がある。先に1982年に上梓された咲村作品は、課長から部長、

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    gyu-chan 2023/02/23
  • 8 メタル・トレーダー(「スクウィーズ」改題) 徳本 栄一郎 (1997) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    メタル・トレーダー【電子書籍】[ 徳栄一郎 ] 価格: 943 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 大手商社・住倉物産の上杉健二は「ミスター・ファイブ・パーセント」の異名を取り、国際銅市場に君臨していた。ところが簿外取引で2000億円は超えるであろう巨額の損失が発覚して会社を解雇、そして逮捕され実刑判決を受ける。この事件は日でもセンセーショナルに報道され、世界的にも注目を浴びた。 2年後、この事件について情報を得たグローブ通信社の記者・根誠一は、果たして上杉1一人の事件だったのか疑問に抱く。周囲から「この事件について深追いはしないように」と止められるが、休職してこの事件を調べ始める。そうすると、さまざまな思惑が渦巻くマーケットの暗部を目の当たりにし、そして「シティの黒幕」と言われる人物に行き当たる。 【感想】 モデルとなった事件は住友商事の銅取引における巨額損失事件。浜中泰男非鉄金属部

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    gyu-chan 2023/02/20
  • 6 小説 江副浩正 大下 英治 (1889) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    Amazonより 【あらすじ】 東京大学に入学した江副浩正は、普通は原稿を書くことを目的として入る東京大学新聞社に、最初から広告営業を目的として加入する。そこで企業広告の未来性を感じた江副は、大学卒業後もサラリーマンになる気持ちを持てず、起業を決意する。二坪半の事務所でスタートし、1960年にリクルートの前身である大学広告を設立。大学の新卒者向けの求人雑誌「企業への招待」を刊行する。 周囲に、そして自らに対しても冷徹な判断力を持つ江副は、その能力を発揮して事業は順調に拡大していく。5年後には年商1億を超え、10年後には10億を超えて自社ビルを建てるまでに成長する。 そして更なる商機と事業の拡大を求めて、「情報産業の雄」NTTにい込む。自ら切り開いた分野の頂点を目指す「チケット」として、財界そして政界に「値上げ確実」と思われた未公開株を賄賂としてばらまいた。その賄賂は当時の政界有力者のほと

    6 小説 江副浩正 大下 英治 (1889) - 小説を 勝手にくくって 20選!
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    gyu-chan 2023/02/17
  • 5 メディアの興亡 杉山 隆男 (1986) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    【中古】 メディアの興亡(上) 文春文庫/杉山隆男(著者) 【中古】afb 価格: 200 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 新聞社から活字がなくなる。コンピュータで新聞をつくるという、当時は「アポロ計画」にも比される壮大な難事業にむけて、日経済新聞社はリスクを恐れず社を挙げて、取り組むことを決断した。 朝日新聞は、広岡知男が中心となって、創業者で大株主の村山家という「社主」との確執に悩まされながらも、日経と同じく新聞のコンピュータ化に取り組み、新聞社の近代化を図る。 読売新聞は当初1地方新聞だったが、正力松太郎のアイディアと務臺光雄の販売力で、ついには日1の販売部数にまでに成長する。 対して毎日新聞は、スクープを連発しスター記者が次々と誕生する。しかしその矜持と周囲の嫉妬から社に居場所を失っていく。そして「新聞社」としては経営者には恵まれず、巨額の借入負債に対して抜的な解決を先送り

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    gyu-chan 2023/02/15
  • 3 小説 スーパーマーケット 安土 敏  (1984) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    小説スーパーマーケット(上)【電子書籍】[ 安土敏 ] 価格: 99 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 一流銀行でエリートとして活躍していた香嶋良介は、従兄からの誘いに応じて地方都市のスーパーマーケット石栄(いしえい)ストアに転職を決意する。 販売促進部長の座に就くも、スーパー業界ではまったくの素人である香嶋は、業界では有名で視察者も多いスーパー万来の亀山社長を招いてアドバイスを乞うた。店内を見て回った亀山は、一目見ただけで衣料品の不良在庫と肉部門の不正を指摘する。そこから香嶋はスーパーの改革に着手する。 香嶋は、内部の派閥争いや大手企業による買収のうわさなどに振り回されながらも、不正の実態を暴いていく。また、生鮮品売り場の改革を図る香嶋のリーダーシップの下、次第に従業員も香嶋の情熱に動かされて協力する輪が広がっていき、売り場にも活気があふれる。 【感想】 東京大学法学部を卒業してから

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    gyu-chan 2023/02/10
  • 19 審理炎上 加茂 隆康 (2009) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    審理炎上電子書籍】[ 加茂隆康 ] 価格: 678 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 新人弁護士・水戸裕介のもとへ、事故死した夫の損害賠償を求めるが訪れる。亡くなった夫は世界の投資ファンドを顧客に持っていたフリーのトレーダーで、年間の収入は200億。そのため逸失利益は跳ね上がり、請求する賠償金の額は2000億円。その割に仕送りは月20万円しかなく、財産も全く残っていないという。 疑問が残りながらも弁護を引き受ける水戸だが、やがてそのに夫殺害の疑いがかかる。そして相手方の損害保険会社は、あの手この手を使って陰謀を巡らし、水戸に揺さぶりをかける。窮地に追い詰められた水戸だが、そこから逆転劇が始まる。水戸がようやく知り得た真相は、余りにも許されざるものだった。 【感想】 交通事故を専門とする弁護士が描いた「巨大損保の闇」。賠償金の額が2000億円という人目を引くキャッチーな金額で物語は始ま

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    gyu-chan 2023/01/31
  • 18 小説サブプライム 落合 信彦 (2009) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    小説サブプライム 世界を破滅させた人間たち (集英社文庫) [ 落合信彦 ] 価格: 737 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 親が家を売って出て行き、東大法学部の入学式前日に路頭に迷った荒木大河。公園で野宿しながら夜働ける職を探して、あるバーで雇われることになる。ところがそこのマスターは、以前大手都市銀行に勤め、ニューヨークで「伝説のディーラー」と言われた男だった。末期癌に冒されていたマスターに才能を見出された大河は、マスターの「遺志」によってアメリカでの活躍の舞台が用意される。 「生き馬の目を抜く」ニューヨークで投資会社を設立した大河は、ITバブルから、9.11テロ、エンロンの破綻、サブプライムローンからリーマンショックに至る世界金融危機の時代を、情報の収集と取捨選択を厳しく律して行い、目の前の「安易な」利益を疑いながら投資を続け、まれに見る「連戦連勝」の活躍で会社を発展させていく。

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    gyu-chan 2023/01/29
  • 16 貸し込み 黒木 亮 (2007) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    貸し込み(上)【電子書籍】[ 黒木亮 ] 価格: 880 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 右近祐介はメガバンク大淀銀行を退職後、ニューヨークで投資銀行を開業した。ある日見知らぬ人物、60歳を超える宮入治という人物から電話が入る。 当時の大淀銀行が、外資キャピタルのパートナーで資産家、宮入治の悠紀子が脳梗塞患者となって意思行為がおぼつかない状態で21億円もの貸し付けを行い、その返済を迫られる。そこで貸し付け無効の訴訟を起こすも、大淀銀行から合併して東洋シティ銀行となった銀行はその非を認めず、既に退行している右近に全ての責任をなすりつけているというのだ。 右近はその事案には全くタッチせず寝耳に水の話。自身の潔白を証明するためにも裁判に関与していくが、そこには日の裁判制度の問題が待ち構えていた。 【感想】 バブル期に行われた「貸し込み」の実態。特に三和銀行は当時の実力派会長の号令で収益力日

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    gyu-chan 2023/01/25
  • 13 破局の舞 千代田 哲雄 (2005) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    【中古】 破局の舞 /千代田哲雄(著者) 【中古】afb 価格: 200 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 ディーラーとして活躍していた息子が、国際財閥を形成するテーラー一族の罠に嵌まり、追い詰められて自殺してしまう。父親である邦和銀行副頭取の大浜和孝は、復讐の機会を狙っていた。金融だけでなく軍産複合体も含んだコングロマリット(企業複合体)を形成し、世界経済を実質牛耳っていたテーラー一族に対して復讐を企てるのは、銀行だけでなくグループ、そして日経済をも危機に晒す怖れがあった。 アフリカの小国で大量に発見された白金。その将来性を見抜いた邦和グループは白金をいち早く独占することで、テーラ-一族の牙城を崩せる機会が生じたと判断する。危機管理会社に勤務する、警視庁捜査二課出身の飯沼義昭を呼び寄せて秘密裏に計画を進めたが、テーラー一族もその不穏な動きに気づく。為替市場では日経済を壊滅に導こうとし

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    gyu-chan 2023/01/20
  • 12 オレたちバブル入行組 池井戸 潤 (2004) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    半沢直樹 1 オレたちバブル入行組【電子書籍】[ 池井戸潤 ] 価格: 858 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 バブル期に東京中央銀行に入行した銀行マンの半沢直樹は、入行して16年目、東京中央銀行大阪西支店で融資課長になって働いていた。出世レースは何とか残っているものも、油断するとすぐ脱落してしまう位置。但しバブル崩壊後で支店の業績は悪化。支店長も出世指向の強い浅野に代わり、無理難題を押しつける。 ある時浅野支店長は「全責任は自分が持つ」と言って、半沢に強引に命じて、新規の西大阪スチールから、無担保で5億円の融資契約を取り付けさせる。しかし、西大阪スチールは、粉飾決算が発覚し、融資からたった3カ月後に倒産してしまう。出世に執念を燃やす浅野支店長は、その全責任を半沢1人に負わせようする。半沢が出世レースから生き残るためには債権回収しかない。 【感想】 作者の池井戸潤が(旧)三菱銀行に入行し

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    gyu-chan 2023/01/18
  • 10 連鎖破綻(ダブルギアリング) 香住 究 (2003) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    ダブルギアリング 連鎖破綻【電子書籍】[ 真山 仁 ] 価格: 836 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 大手生保・清和生命はバブル崩壊により、それまでの積極経営のツケが回されて破綻の危機に瀕していた。顧客からは大量の解約に見舞われ、救済を求める先からはキャンセルされる。その窮状を観て「ディール」を画策する外資系投資銀行。 会社内で「汚れ役」を歩んできた社長室次長の各務裕之は、会社に未練はないが、会社を潰せない「わけ」があった。彼の同期で、周囲から将来を嘱望されて出世してきた中根亮介は、持ち前の正義感を武器に、生き残りのために奔走する。但しその中根にも、過去に会社の都合から、自分の意志を曲げていた過去もあった。 そんな会社が絶望の縁に立たされた中、彼らは社長の命を受け最後の大きな賭に打って出る。 【感想】 「ハゲタカ」で一世を風靡した真山仁がデビュー前に、生保出身者と共著で著わした実質的な

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    gyu-chan 2023/01/13
  • 8 三本の矢 榊 東行 (1998) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    【中古】 三の矢(上)/榊東行(著者) 【中古】afb 価格: 110 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 経営難が噂される日不動産金融銀行について、経営悪化を認める大蔵大臣の失言により金融パニックが日全土に波及する。同銀行は倒産し、「昭和金融恐慌」が再現された。大蔵省は対応策を策定すべく、緊急チームを編成し、事態収拾にあたる。その一方で、大蔵大臣の答弁書が何者かによって差し替えられており、大蔵大臣の問題発言は作為的な陰謀であることが判明する。 大蔵省銀行局の紀村隆之は突然官房長に呼び出され、「蔵相失言事件」を仕組んだ犯人を調査するよう命じられる。しかも一両日中発表される、金融パニックへの対応案が政府から発表される前に、犯行の目的を明らかにしなければならない。時間がない紀村は、証拠ではなく動機面から事件を探っていく。だが、これほどの金融パニックを引き起こして、いったい誰が得をするという

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    gyu-chan 2023/01/09
  • 5 小説 ヘッジファンド 幸田 真音 (1995) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    小説ヘッジファンド【電子書籍】[ 幸田 真音 ] 価格: 550 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 「Dファンド」と呼ばれる、世界の市場で巨額の資金を動かし暗躍するヘッジファンド。派手な動きでディールを重ねては勝ち続け、常識を超えた高配当を出し続ける。世界の金融市場に席巻する姿は同業者に畏怖を与えている。 謎に包まれたファンドのボスは、かつて米国系銀行で辣腕をふるうも、突如として姿を消した43歳の日人女性、高城智子だった。そしてDファンドが次に狙いをつけたのは日市場。円高で苦しむ日経済の中で、Dファンドはどう立ち向かうのか。 【感想】 現在は評論家としても活躍する幸田真音。最初に作品を呼んだ時は「日でもこんな経済小説を書く女性が現われたのか」と思った。まだまだ女性進出がかけ声だけで、実際には定着していなかった日。その中で当に社会進出を図りたい女性は、海外にその場を求めざるを得

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    gyu-chan 2023/01/06