帰蝶【電子書籍】[ 諸田玲子 ] 価格: 790 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 「美濃のマムシ」と呼ばれた斎藤道三の娘で、織田信長に嫁いできた帰蝶。ところが帰蝶は信長との間には子が恵まれなかった。顔に痘痕もあり引っ込み思案の帰蝶は、妻の立場をお鍋に託し、自分は御台所として奥方に回り、側室が生んだ信長の子を育てる。中でも異母妹が産んだ長男の信忠を可愛がる。信忠は斎藤道三の孫にあたり、織田家中における「美濃衆」を束ねる正当な後継者の立場にあった。 帰蝶は清須城下の屋敷で、信長と帰蝶の仲立ちもした、朝廷の禁裏御倉職に就く豪商の立入宗継と出会う。市井の事情に通じた宗継との会話は楽しく、宗継も織田家の奥を仕切っている帰蝶を粗略にしなかった。自身の配下で忍びの仕事もしている、うつぎを織田家中で働くよう依頼し、帰蝶は快諾する。ところが信長は、うつぎを徳川家康の息がかかった忍びと見て、自分が留守中に勝
