覇王の番人(上) (講談社文庫) [ 真保 裕一 ] 価格: 838 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 美濃の名家で源氏の流れを汲む明智家の嫡流、明智光秀。比類なき能力の国主、斎藤道三に魅かれる が、息子義龍との戦いに敗れろと、光秀は美濃を追われ越前の朝倉義景に身を寄せた。朝倉義景の元にはもう1人、上洛を願う足利義昭を迎えていたが、義景は義昭のために出征する気持ちは ない。義昭らを接待する光秀は、家臣の細川藤孝と意気投会して、織田信長を頼るよう勧める。 光秀は朝倉家を見限り、織田信長と誼を通じる。信長に手を貸し美濃調略、そして北伊勢に侵攻するが、その際、織田兵に両親を殺害された小平太に襲われる。しかし小平太は光秀を倒すことができず、逆に銭を恵んでもらう。屈辱に燃える小平太は、弦蔵という天狗と会い、必死で修行して忍びに成長した。そして修行を終えた小平太は、奇しき縁で主は明智光秀と定められた。
