タグ

ブックマーク / nmukkun.hatenablog.com (280)

  • 14-2 剣豪将軍義輝② 宮本 昌孝(1995) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    剣豪将軍義輝(下) 流星ノ太刀〈新装版〉【電子書籍】[ 宮昌孝 ] 価格: 935 円楽天で詳細を見る 【あらすじ2 孤雲の太刀―承前】 義輝は松岡兵庫助とともに諏訪神社に立ち寄るが、そこで諏訪御寮人に襲いかかろうとしている熊鷹を見つける。異常な殺気をまとって挑む熊鷹に対して、義輝は剣で遅れを取るも、体を交して命は取り留める。そこに真田幸隆率いる武田の武士が鉄砲で応戦して、何とか窮地は脱した。 諏訪御寮人の案内で甲斐に入るが、義輝は暴れる悍馬を飼い慣らそうとした武田晴信の危険を救い、一同から歓待を受ける。そこで偶然、旅一座の中から真羽を見つけた。真羽は義輝との身分の違いに気がつき身を退いたが、楼主鬼若に連れ去られた後、尾張の農民の子で商売上手な日吉丸に助けられて渡り歩き、鉄砲商人の養子になったという。義輝は真羽を連れて更に東へと向かう。 鹿島に着いて憧れの塚原ト伝に弟子入りを志願する義輝

    14-2 剣豪将軍義輝② 宮本 昌孝(1995) - 小説を 勝手にくくって 20選!
    gyu-chan
    gyu-chan 2023/10/18
  • 12 酔象の流儀 朝倉盛衰記 赤神 涼(2018) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    酔象の流儀 朝倉盛衰記【電子書籍】[ 赤神諒 ] 価格: 836 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 越前の名門、朝倉家7代当主孝景の八男として生まれ、朝倉家の戦いの全てを仕切った朝倉宗滴は、味方の裏切りに会い生涯初めての敗北を喫する。撤退戦の中で宗清は15歳の若者、のちの山崎吉家と出会う。吉家は敗戦の惨劇を目の当たりにした衝撃で、言葉を失っていた。責任を感じた宗滴は吉家を手元に置いて親子のように接し、吉家は言葉を取り戻す。だが吉家24歳のとき、実父祖桂が謀反を企てて、打ち首となってしまう。子の吉家も死は免れないところだが、宗清は所領半分と引き換えに吉家を救う。 時は流れ朝倉家当主は義景の代になる。宗滴は加賀で一揆勢を相手に戦っていたが、陣中に倒れ後事を吉家に託した。また育成していた吉家以外の四将にも加賀侵攻の継続を指示したうえで病没する。命の恩人であり父親代わりであった宗滴の遺命に従い、吉

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/10/12
  • 10 まむし三代記(斎藤道三)木下 昌輝(2020) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    まむし三代記【電子書籍】[ 木下昌輝 ] 価格: 1000 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 「蛇は自らを喰み、円環となる」。 応仁の乱で東軍を率いた細川京兆(総領)家の細川勝元は、自軍で戦死した家臣の子、松波高丸に銅を集める仕事を与える。高丸は戦火で焼きはらわれた京の市中から銅を集めて金を稼ぐかたわら、勝元が目的とする「国滅ぼし」の謎を見抜き、その意を継ぐことになる。 松波高丸の子法蓮坊は、名門の妙覚寺院に入門し「神算の法蓮坊」と謳われる英オを誇った。父の高丸から「国滅ぼし」の謎かけを受け、各地を行脚するうちにその謎を解く。そして父から通常より1周り大きく中が空洞な永楽通宝を、何枚か引き継いだ。 法蓮坊は「半将軍」と言われた権力者、細川勝元の子政元の暗殺計画に潜入し、政元を助けることで取り入ることに成功した。そして父勝元が集めた大量の銅を政元から奪い取り 「国滅ぼし」を実行しようと目論む

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/10/09
  • 9 姫の戦国(今川家 寿桂尼) 永井 路子 (1994) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    Amazonより 【あらすじ】 応仁の乱の余塵が残る頃に公家の名門中御門家の次女に生まれた悠姫は、好奇心旺盛で結婚を夢見る少女。そんな折、駿河国主の今川氏親から縁談の話が舞い込む。公家は荘園が横領されて貧乏を強いられる中、治安の悪い京よりも、財力にも恵まれている名門今川家も良いかと思い嫁入りを決意する。 夫の今川氏親は悠姫より17歳も年上。見かけも老けていてちょっとショックを受けるが、悠姫に優しく接してくれる。義母にあたる北川どのは悠姫と同じく京から駿河に輿入れした経歴を持ち、夫が早世したため幼い氏親を抱え家督相続争いに巻き込また苦労人。兄の伊勢新九郎(北条早雲)の助けを借りて氏親を国主として、自分と同じく京からきた嫁に目をかけるが、反面息子可愛さもあり悠姫の影でコソコソしている様子。 問題はあるが楽天的で開き直りの早い悠姫は、奥向きの話は侍女の萩江と、そして表向きの話は頭の回転が早い梅

    9 姫の戦国(今川家 寿桂尼) 永井 路子 (1994) - 小説を 勝手にくくって 20選!
    gyu-chan
    gyu-chan 2023/10/06
  • 8-2 信濃戦雲録「覇者」(武田勝頼)井沢 元彦(1995) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    覇者(上) 信濃戦雲録第2部 (祥伝社文庫) [ 井沢元彦 ] 価格: 995 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 北信濃の村上家を致仕した望月誠之助は、仇敵武田家を対抗する主君を求め、織田家中の滝川一益に仕官をする。対して信玄は川中島の戦いの後、山勘助の弟子の高坂昌信を軍師に据え、今川義元が亡くなった後の駿河支配を目指して巧妙な策を張り巡らせていく。そして小田原で死を迎えていた北条氏康は、息子氏政に天下を望む器量はないと見切り、死後信玄と同盟を結ぶように遺言して亡くなる。 信玄は遂に上洛の途につき、途中浜松で家康を誘い出し、三方ヶ原の戦いで完膚なきまでに叩きのめす。高坂昌信は家康の敗北とその退路を予想して家康の首を狙うが、信玄軍の強さを知る誠之助も家康の敗走を予想し、高坂と同じ場所で滝川一益とともに家康を救出すべく待機していた。 京への道が開けたかに見えた信玄だが、容体が急変し行軍が止ま

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/10/04
    いつもありがとうございます^^
  • 7-1 天と地と①(上杉謙信)海音寺 潮五郎(1962) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    天と地と 中/海音寺潮五郎【3000円以上送料無料】 価格: 880 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 越後の守護代であった長尾為景は徹底的な現実主義者で、越後国の支配を壟断していた守護の上杉房能を自害に追い込む。更に敵討ちに侵攻してきた弟で関東管領の上杉顕定を返り討ちにして、下克上を体現させた猛将。そんな中62歳で美貌と噂の娘、袈裟が輿入れしてきた。年齢は20歳で年の差42歳。噂以上に美しく優しく尽くす性格には満足していたが、子が宿ると「早すぎる」と為景に疑念が沸く。そして生まれた四男の虎千代に対して父親の愛情を見せることはなく、母も早くに亡くなってしまう。残された虎千代は寡黙で、周囲からは何を考えているのかわからない存在に育った。 為景が隠居し長兄晴景が継ぐが、為景に国を差配する器量はなかった。京から来た藤紫という女性に溺れ、藤紫も政道に口を挟むと国が乱れている。父為景は晴景に不満を持

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/29
  • 6 北條龍虎伝(北条氏康)海道 龍一朗(2006) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    【中古】北條龍虎伝 (新潮文庫)/海道 龍一朗 価格: 258 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 一介の浪人から伊豆・相模の国の国主となった「下剋上の具現者」伊勢新九郎早雲の亡き後、子の伊勢氏綱は早雲の遺志を継いで関東支配を目指す。関東管領の山内、扇谷の両上杉家、そして古河公方に調略を行なうことで勢力を分断し、扇谷上杉家との戦闘に圧勝する。そして関東の名跡、北條(条)の名を継いで名実ともに関東支配へ一歩踏み出した。 そんな中遠江の高天神域城主、福島正成の子勝千代と弁千代が氏網に預けられた。勝千代は7歳で、氏網の子新九郎と同じ年だった。勝千代と新九郎は一緒に剣術の稽古をし、学問を学び、まるで双子のように成長していった。 新九郎と勝千代が14歳になった頃、城下で盗賊が出没する。風祭村の奥にある風間谷に潜む盗賊に対して、新九郞は征伐ではなく諭すことで悪行を止めさせる。頭領の小太郎は氏康に感服して

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/27
  • 5 叛鬼(長尾景春)伊東 潤(2012) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    叛鬼<文庫版>【電子書籍】[ 伊東潤 ] 価格: 752 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 関東管領の家宰を代々務める白井長尾家の嫡子、長尾景春。越後上杉家から迎えられて関東管領職を継いだ12歳の上杉顕定を見て「好かぬ小僧だ」と感じ、叛骨心に満ちた眼差しを向ける。顕定もその視線に気が付いて、敵意をあらわにして睨み返す。時に景春23歳。 景春が30歳の時に父が亡くなるが、関東管領顕定は出過ぎた景春が家宰職を受け継ぐことを許さず、更に所領没収し出家を命じる。酷薄な命令に景春は、長年敵対してきた古河公方の足利成氏方に走り、かつての主君と戦うことを決意する。 家山内上杉家の支流となる扇谷上杉家。その家宰である太田道灌は、幼少のころ鎌倉の建長寺で景春と共に学んだ10歳年上の兄貴分だった。主君の上杉政真とともに景春救済のために奔走するも、顕定は受け入れない。そして景春が古河公方の軍勢を率いてかつての

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/25
  • 4-2 臥竜の天②(伊達政宗)火坂 雅志(2007) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    Amazonより 【あらすじ】 小田原で秀吉の勢威を見せつけられて臣従した翌年、蒲生氏郷とともに葛西大崎一揆の平定を命じられるが、実は政宗が一揆を煽動していたことが露見する。喚問された政宗は死装束に身を包み、金色の磔柱を先頭に持たせて上洛する「開き直り」を見せる一方、書状は鶺鴒の家紋に物ならば目に針を入れると弁明する。命は許されたが拠地の米沢地区から葛西・大崎地区に移され、懲罰含みで一揆を煽動した政宗が鎮圧を命じられる。領国も72万石から岩手沢城58万石に減封された。 政宗は将来を見越して秀吉の甥の関白秀次と厚誼を通じるが、秀吉に子が生まれると秀次の存在は邪魔となり、切腹を命じられ政宗も詰問を受ける。折しも秀吉に取り上げられた政宗の愛妾美夜が実は大崎一揆の残党で、政宗に野心ありと秀吉に吹き込んでいるという。そんな時期に蒲生氏郷が亡くなり、会津には天敵とも言える上杉景勝が入府する。上杉

    4-2 臥竜の天②(伊達政宗)火坂 雅志(2007) - 小説を 勝手にくくって 20選!
    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/22
  • 4-1 臥竜の天①(伊達政宗)火坂 雅志(2007) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    Amazonより 【あらすじ】 1567年米沢城で父輝宗、母を最上義光の妹義姫から生まれた伊達政宗は、幼少の時疱瘡で右眼にコブができて失明した上、怪異な容貌となり母から嫌われてしまう。そのため政宗は禅僧虎哉宗乙からともに学問を学ぶ片倉小十郎に強引にコブを切除させていた。その後も長く政宗の片腕となる小十郎は情報収集の重要性に着目し、黒脛巾組と呼ばれる防諜集団を作ることを進言する。一方政宗は秀吉の活躍を知り、奥州では姻戚関係が密のため、戦を行っても結局馴れ合いになる実情に苛立っていた。 蘆名盛隆と畠山義継は伊達輝宗に対して田村氏と大内氏の和睦を持ちかけていたが、田村の婿である政宗は拒否し、大内氏の小手森城を攻め「撫切り」にする。それまでの奥州の「仕置き」と違い、徹底的に勝負をつける政宗に周囲は恐れを抱き、畠山義嗣は父輝宗を拉致して人質にする。政宗は激高し、無念の思いを抱いて父もろとも畠山勢を

    4-1 臥竜の天①(伊達政宗)火坂 雅志(2007) - 小説を 勝手にくくって 20選!
    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/20
    いつもありがとうございます^^
  • 3 北天に楽土あり(最上義光) 天野 純希(2015) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    北天に楽土あり 最上義光伝【電子書籍】[ 天野純希 ] 価格: 935 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 気丈な性格を持つ妹の義姫からいつも小言をもらうも、そんな妹を可愛く思う兄の最上義光は、身体が大きく力自慢だが、武勇には優れない大らかな性格。妹の義姫が隣国の伊達輝宗に嫁ぐ時には涙を見せたくないために別れの場には顔を出さず、途中の丘の上で見送った。 最上家の当主義守は戦を避けて統治していたが、嫡子義光は戦いも辞さない姿勢を見せて父と対立する。家督を譲る条件として、山形を戦いの場としないこと、そして無益な戦は避けることを授ける。 伊達家では、妹の義姫が産んだ伊達政宗が家督を継いで、従来の奥州ではなかった「撫切り」を行ない、壮絶な戦いを繰り広げていた。政宗は南に侵攻、途中窮地を脱して会津の蘆名を調略し南方を併呑した。周辺の大名は脅威を感じ、義光も交えて政宗を包囲する。伊達軍と最上軍が対峙する

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/19
  • 1 津軽太平記(津軽為信) 獏 不次男(2005) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    Amazonより 【あらすじ】 容貌魁偉、髭面の大男の大浦為信。父が戦で亡くなり、叔父の当主為則に可愛がられて、そして文武で卓越した能力を見込まれて次代当主に抜擢される。そんな中、津軽の地に立ち寄った雲水から世の中の動きを教えられて興味を持ち、軍師に招こうと「三顧の礼」で迎え、雲水は面松斎と名を変え「鷹」に対する「鷹匠」の気持ちで為信に仕えることを決意する。 それからの為信は、ただ戦うだけでなく「準備」を周到に巡らすようになる。南部家からの厳しい合力米の要求に対しては、村に火事を起こすことで拒否する一方で、村民には迷惑がかからないように、事前の準備と事後の手当は怠らない。軍事行動を起こすことで実戦の訓練のみならず、周辺の豪族の動向の見極め、兵力の動員能力や指揮官の能力を確認するとともに、南部家が攻め込む口実を作ろうとした。また背後の秋田氏を抑えるために、山形の最上義光を味方に引き入れる「

    1 津軽太平記(津軽為信) 獏 不次男(2005) - 小説を 勝手にくくって 20選!
    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/15
  • 序章 小説で見る戦国武将マップ - 小説を 勝手にくくって 20選!

    ここから戦国時代に入ります。このくくりだけでなく、司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平、そして「三英傑」を絡めて数多くの戦国武将を主人公として作品を取り上げていきます。それは日史上珍しい「力」が支配する時代。人が生きるために遠慮や忖度は邪魔にしかならず、目的を明確にした「合理的な思考」が幅を利かせる時代でした。小説で取り上げる題材もまた数多くあります。 そしてしばらくは「地方分権」の時代が続きます。まるで甲子園の地方予選のように、町や村の勢力が勝ち負けを繰り返し、やがて地区代表たる戦国武将たちが各地でのし上がることになります。その後勝ち抜いた武将たちは三英傑と「全国大会」を繰り広げることになりますが、ここでは戦国時代で取り上げる作品をできる限り都府県をバラして地図で「俯瞰」したいと思います。 なおことの性質上、北海道と沖縄県は除かれていますので、ご容赦ください m(_ _)m できるだけ各県

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/13
  • 番外 中世(鎌倉~室町)編で取り上げなかった本たち - 小説を 勝手にくくって 20選!

    武士の時代に入り、血なまぐさい物語が増えました。中でも古典の名著「平家物語」と「太平記」の時代でもあり、関連小説が増えています。 平安の「王朝三部作」から鎌倉にかけて、今年(2023年1月)亡くなられた永井路子の作品にはお世話になりました。若い時は女流作家の書く小説が苦手で今1つ頭に入ってこなかったのですが、年を重ねて再読すると「胸にしみる」印象を持ち、新鮮な気持ちで読むことができました。 *元祖「歴女」、永井路子さん(NHK) 今回も前回(古代編)と同じく私の「嗜好」で選びましたが、参考までに迷った作品を以下に羅列させて頂きます。(文化、宗教は別ジャンルの予定なので外しています) nmukkun.hatenablog.com ・平清盛   新・平家物語   吉川 英治  (1955) 平家物語     森村 誠一  (1998) 宮尾平家物語  宮尾 登美子 (2004) ・平重衡  

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/11
  • 19 応仁秘譚抄 岡田 秀文(2012) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    応仁秘譚抄【電子書籍】[ 岡田秀文 ] 価格: 660 円楽天で詳細を見る ミステリー作家としての顔も持つ岡田秀文は、歴史小説でもミステリーの要素をまぶす作品がある。「関ヶ原」や「賤ヶ岳」など、1つの事象を何人もの人物の目から描いて、全く違う景色を見せる。その最たるものが、足利義政を主人公とした作品。連作短篇集の形式をとり、最初の3作品は日野富子が小悪魔っぽくもカラ回りする姿が滑稽な味を出している。 しかし最後の作品で繰り出される強烈な「反転力」は、まるでアガサ・クリスティーの作品を彷彿とさせる。 *足利義政(ウィキペディアより) 第1話 義視 まだ子がいない兄の足利義政から、門跡に居る義尋に将軍職を譲るので還俗するように話が来る。義政は30歳前で今後男子誕生の可能性もあるが、仮に男子が誕生しても出家させ、義尋の後見人に管領の実力者、細川勝元が付くという。話を信じた義尋は還俗して名を義視

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/07
    いつもありがとうございます^^
  • 18 悪党の戦旗(赤松一族の興亡) 岩井 三四二(2007) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    8 悪党の戦旗 嘉吉の乱始末【電子書籍】[ 岩井 三四二 ] 価格: 838 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 赤松家に仕える小寺藤兵衛は、出がけにから子供ができたと告げられる。父になる実感がないまま出仕すると、主人赤松満祐が将軍足利義教を屋敷に招き、そこで将軍を暗殺する計画が進行しているので、以降外部との連絡は禁止すると言い渡され、そのままとは離れ離れになってしまう。そしてその日、将軍義教の謀殺は実行された。慌てる幕府に対して堂々と自国の播磨に戻る赤松家一行。但し時を経て有力大名の山名宗全を中心に、幕府軍が赤松家の領土を奪い取るために攻め込んでくる。 恭順も効かずに赤松満祐と嫡子は切腹して、京でさらし首となる。残った家臣たちの中では意見が錯綜するが、小寺藤兵衛は苦しい中でも生き残って、将来赤松家を再興しようと仲間たちと決意する。但し赤松家の落ち武者狩りは思いのほか厳しく、の実家でも

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/06
  • 17 天下の旗に叛いて(結城合戦) 南原 幹雄(1990) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    Amazonより 【あらすじ】 足利尊氏の次男、基氏から始まった鎌倉公方は代々将軍家と対立が続いていた。鎌倉公方持氏は6代将軍就任を目論んでいたが、その座は「くじ引き」によって義教に奪われた。持氏は実力で将軍簒奪を図るも、幕府軍に敗れて長男もろとも自刃する結果に終る。将軍義教は逃げ落ちた持氏の二男春王丸と三男安王丸、そしてまだ幼児の四男栄寿丸に探索命令を出す。彼らは頼朝以来の名家で、下総国は筑波山麓を拠点とする結城家に頼る。 棟梁の子結城持朝は相模国の大山氏から美奈を嫁に貰い、子も宿したばかりで幸せに満ちた日常を送っていた。若い持朝は謀反人の子供は匿うべきではないと考える。しかし父氏朝は鎌倉公方の側近で、先の乱でも闘いに参加できなかった禍根があった。一族や家臣も遺児たちの為に立ち上がるべきとの意見が大勢を占め、氏朝は鎌倉公方の遺児3人をまとめて引き取り、幕府軍に叛旗を翻す決意する。時に1

    17 天下の旗に叛いて(結城合戦) 南原 幹雄(1990) - 小説を 勝手にくくって 20選!
    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/04
  • 16 魔将軍 くじ引き将軍・足利義教の生涯 岡田 秀文(2006) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    Amazonより 【あらすじ】 3代将軍義満を支えた義満の猶子、藤原家出身の三宝院満済は、義満の子二男・鶴若丸と三男・春寅が能舞台で「鶴亀」を演じている姿を見つめている。長兄義持は将軍家を継き、義満の寵愛を受ける次兄の鶴若丸は異例のスピードで昇進し「皇位簒奪」を目指す。一方鮮やかな舞を見せた春寅は延暦寺に入山し義円と名乗り、修行を積んで天台座主になる。しかし三宝院満済は,子供ながら冷静に状況を分析する春寅の中に、将器が宿っていると感じていた。 義満が亡くなり後を継いだ4代将軍義持は、義満とは違って朝廷との調和に心がけていた。義満の寵愛を受けていた鶴若丸こと義嗣は後ろ盾が無くなり、義父の上杉禅秀と連携して反乱を起こすが露見して殺害され、また5代将軍義量は早逝した。元将軍の義持は後継を自ら決めることを拒否して、候補者を選んでくじ引きで選出するように指示し、くじの作成は三宝院満済に任される。満

    16 魔将軍 くじ引き将軍・足利義教の生涯 岡田 秀文(2006) - 小説を 勝手にくくって 20選!
    gyu-chan
    gyu-chan 2023/09/01
  • 15 獅子の座―足利義満伝 平岩 弓枝(2000) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    【中古】 獅子の座 足利義満伝 文春文庫/平岩弓枝(著者) 【中古】afb 価格: 220 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 初代将軍足利尊氏が死んで100日後に生まれた孫の春王(のちの義満)。足利家の重臣である細川頼之の玉子は、我が子が亡くなり失意の中、春王の乳母として愛情を注いで育てる。そして春王もその愛情に応えつつ、生まれながらの将軍として気宇壮大な性格を持って成長する。 10歳で父が死に3代将軍となった義満は、玉子の夫細川頼之を管領として、そして「師父」として傍におき、政務を任せっきりとした。その間摂関家の氏の長者、二条良基から朝廷の有職故実を学び、良基が懇意にしていた能楽の美少年、世阿弥に魅せられて男色の虜となる。後に公卿の日野業子を正とするが、後円融天皇の手が付いた業子に愛情が湧かず、生まれた子も業子には内密に死産としてしまう。 政争の中で師父と仰ぐ細川頼之は、政敵から排除

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/08/30
  • 14 武王の門(懐良親王) 北方 謙三 (1989) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    【中古】 武王の門(下) 新潮文庫/北方謙三【著】 【中古】afb 価格: 220 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 懐良親王は後醍醐天皇の皇子の1人で、南朝の勢威を九州に広める目的で征西将軍宮に就く。但し既に後醍醐天皇も新田義貞も楠木正成もこの世にはいない時代。 乱世の中、九州の豪族たちが求めているのは領安堵・新恩給与を差配できる武家の棟梁で、宮からの令旨1枚で動く者はいない。宮はまだ14歳。但し懐良親王が醸し出す雰囲気は20年前に亡くなった、後醍醐天皇の嫡子で武勇に優れ、足利尊氏も恐れた護良親王を彼佛とさせた。 懐良親王が支援を期待した菊池氏は、支配する肥後が隣国から攻められて身動きが取れない。やむを得ず懐良親王は薩摩から戦闘を開始し、難敵の島津貞久を打ち破り九州でその名を高めた。足利尊氏は一門の畠山直顕を派遣して島津軍を擁護するが、懐良親王はそれでも勝ち続ける。尊氏が恐れた菊池武光

    gyu-chan
    gyu-chan 2023/08/28