有川正俊(ありかわ・まさとし) 1992年九州大学博士(工学)。九州大学助手、京都大学助手、広島市立大学助教授を経て、1999年より東京大学空間情報科学研究センター助教授。専門は、データベース、GIS、VR、利用者インタフェース、オブジェクト指向プログラミング、地図学。現在、地理情報システム学会空間IT分科会主査、G-XMLプロトコル拡張検討小委員会委員長。 日本におけるGISは、公共インフラ管理のシステムとして始まり、コンピュータの発達に伴って自治体業務全般を効率化するシステムとして普及、その後商圏分析や営業支援などビジネス分野での利用のほか、防災や環境保護、教育、医療などさまざまな分野に広がりを見せている。 今後、GISはどのような発展を遂げ、われわれの社会生活にいかなる変化をもたらすのだろうか。GISの将来像について、東京大学空間情報科学研究センターの有川正俊助教授に話を聞い