*1ハーバード大学教授で知的財産法を専門とするWilliam Fisherが著書Promises to Keep: Technology, Law, and the Future of Entertainment(このサイトで原著の序章とch6を読むことができる。また、Introductionの部分は翻訳してみたことがある。)で提唱しているAdministrative Compensation System(ACS:行政補償制度)はインターネットの登場によって急激に発展してきたデジタル・コンテンツの在り方と現行の著作権制度の問題を考える時に有益な視座を提供してくれる、という意味において重要な考え方ではないかと思う。その実現可能性は未知数で、実際に試行するためにはあまりにも多くのハードルの乗り越えなければならないが、実現できるかどうかは別としても、思考実験の道具の一つとして使うのならこんなに