『自分の「人間関係がうまくいかない」を治した精神科医の方法』(西脇俊二著、ワニブックス)の著者は、テレビドラマの医療監修を担当したり、自らメディア出演をするなど、幅広く活躍する精神科医。 人の悩みを聞き、心の問題を解決する立場にいるわけですが、実は中学生時代から30代半ばまで20年以上、自身も苦しみ、もがき続けてきたのだそうです。「人の心を治す」という職についていながら、そのころは周囲への違和感ばかり抱え、心はグラグラと不安定に揺れていたということ。 そのため、「なぜ自分は人間関係がうまくいかないのか」という問いへの答えを求め、学会などに参加したり、文献をあさったり、セミナーや講義を受けるなど、「医学以外の分野」に答えを求めていたのだといいます。しかし意外なことに、本業である精神医学の最先端を学ぶことで、答えはすんなりと見つかることに。そして実生活で「治療」を重ねるようになってから、人生が