又吉直樹が語る「宇多田ヒカルの言葉」 “Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018”セットリスト 最新ツアー放送情報 又吉直樹が語る「宇多田ヒカルの言葉」 「Automatic」というデビュー曲を初めて聴いたとき、そのリズムと不可思議な歌声に一瞬で魅了された。印象の強い要素が重なっているのに、言葉が際立つことにも驚いた。「七回目のベルで受話器を取った君 名前を言わなくても声ですぐ分かってくれる」という冒頭の歌詞。恋愛の渦中にいる時、相手への電話は勇気がいる。ベルの回数が増すにつれて待つか切るかの葛藤は激しくなる。そして「七回目のベル」が鳴る緊張のなか、この詩は幕を開ける。詩で描かれるまえの世界を含んだ一行目の豊かさ。「受話器を取った君」によって感情は緊張から不安に変わり、「名前を言わなくても声ですぐ分かってくれる」ことで、不安から安心、喜びへと移
![又吉直樹が語る「宇多田ヒカルさんの言葉」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0838456f58aaeab0ee11ac0bb1183752a8588a57/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs3-ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fstorage.withnews.jp%2F2019%2F01%2F25%2F4%2F8e%2F48e657bd-l.jpg)