これまでに発表された全ての全国世論調査から平均を出した結果、内閣支持率の下落と連動する形で、国葬の賛否が急速に「反対」へ傾いていったことがわかりました。 一通り9月の調査が出揃ったことですし、ここで最近の世論を概観してみましょう。 次に示す図1は内閣支持率と不支持率の平均です。今年7月の参院選の後、内閣支持率は急速な下落を始めました。支持率と不支持率は9月4日に交差して、現在の平均は支持率38.4%、不支持率46.2%となっています。 図1.内閣支持率・不支持率 内閣支持率30%は倒閣危険水域(または単に危険水域)、20%は退陣水域と呼ばれます。現在、内閣支持率は「毎日新聞・社会調査研究センター(毎日・SSRC)」と「選挙ドットコム・JX通信」という2つの世論調査で誤差範囲ながら30%を切っており、危険水域に入ったという報道も見られるようになりました。しかしながら、この2つの世論調査は調査