先月、日本を訪れた外国人旅行者は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で去年の同じ月と比べて93%もの急激な減少となりました。東日本大震災直後の落ち込みを超える過去最大の減少幅で、感染拡大による国内経済への打撃は一段と深刻なものとなっています。 旅行者の減少は6か月連続で、減少幅としては、東日本大震災直後の2011年4月の62.5%の減少を超える過去最大の落ち込みです。 また、1か月間の外国人旅行者数が20万人を下回るのは、1989年2月以来、31年ぶりです。 これは新型コロナウイルスの感染が拡大した影響で、中国人旅行者が1万400人と、98.5%減ったほか、韓国人旅行者も1万6700人と、97.1%減少したためです。 このほか、感染が急速に拡大したアメリカが87%減少したほか、ヨーロッパでもイタリアが90%、イギリスが82.4%それぞれ減りました。 日本政府は、感染拡大を防ぐために現在、世