株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
第82回 日本人の資産管理、大研究 (1) ~経済学の手法が通用しない日本人特有の心理~ 経営コンサルタント 大前 研一氏 2007年6月20日 わたしが以前から指摘していることだが、日本人には資産管理に関して特有の鈍さがある。例えば長期間にわたって金利が低い状態が続いているのに、金利の高い海外に資産を移さない。使う予定もないまま貯金を続け、死ぬときが一番お金持ちという意味のない蓄財方法。それでいて必ずしも家族に美田を残そうという意識があるわけでもない。いざというときのためにと漠然と考えて、実際には何をもってイザというのか明確には考えてない ―― 日本人の資産管理の下手さなら、いくらでも挙げられる。 この鈍さがあるために、これまでさまざまな経済政策が失敗してきた。外国では通用したマクロ、およびミクロの経済政策が日本で通用しないのだ。バブル崩壊以後、景気回復のためのさまざまな手法が
いま最強のフリーメール Gmailを使ってみる(前編) (林田 孝司=ライター) 前回、様々なWebサービスを紹介した中で、総合的に、Gmailの使い勝手がいちばんいいだろうと書いた。筆者は普段、Gmailを使っている。自分の用途に合っているからなのだが、あえて理由を挙げるとしたら、以下の7点だろうか。 メールボックスの容量が大きい 20MBのファイルまで添付できる フィルタリング機能による迷惑メールの排除 エクセル、ワードなどの簡易閲覧が可能 “スター”を使った独自の振り分け機能 POPメールを使用できる 携帯電話からメールの確認や送信ができる 実際、周りにもサブアドレスとして取得し、仕事に役立てている人も少なくない。ということで、今回はGmailの基本的な使い方を紹介したいと思う。入門編なので、まだWebメールを使ったことがない人は、この機会にぜひ挑戦してみてほし
7年で2倍の財産づくり運用 (澤上 篤人=さわかみ投信代表取締役) これまでの預貯金ベースの財産づくりでは… 30代〜40代のサラリーマンが資産運用を考えるとき、何をいちばんに検討すべきだろうか? 一般的には、「いくらいくらまで資産を殖やしたら、もう安全圏」といった考え方をする。 さわかみ投信代表取締役 澤上 篤人さん 実は、一定の目標額を設定して貯蓄に励み、それを実現しても、安全圏に達したとは言えないのだ。もちろん、目標とする安全圏が3億円とか5億円なら、一生を送るにさして問題はなかろう。 まあ、普通のサラリーマンだったら3億円とか5億円の目標は夢のまた夢。大多数のサラリーマンは、もっと現実的な目標額を設定するはず。 例えば、3000万円とか5000万円あるいは1億円ぐらいは、なんとか達成したいと願う。すると、定年近くまでに1000万円の貯蓄をつくり、退職金としてもらえるはず
だれにでも分かる明快なルールをつくり「透明化」する (清宮 克幸=サントリーサンゴリアス監督) (前回記事はこちら) 早稲田大学ラグビー蹴球部は、ラグビーをプレーする者にとって憧れの存在だ。私が選手だった時代もそうだったし、それ以前から多くの学生が入部を希望していた。もちろん、現在もそうである。しかし、入部希望者をすべて入部させた状態で4年間続けるわけにはいかない。そのため、以前から部員数についてある程度の制限を実施していた。 私が監督になってからは、まず「(全部員数の)上限120人まで」という人数枠を設けた。このルールでは、1年時には人数枠の中にいた選手でも、2年時に新入部員が入ってきたことで、退部してもらうことがあった。これは、もちろん苦渋の決定だ。そのため2004年からは、「全部員数120人」ではなく、「1学年の部員数は30人まで」とした。 人数枠を設けるルールには続きがあ
21世紀に勝つビジネスモデルはこれだ (日本総合研究所 企業革新クラスター 主席研究員 小屋 知幸) 前回のコラムでは、産業化社会がポストモダン社会に移り変わることによって企業を巡る経営環境が根本的に変化すること、それにともない、企業のビジネスモデルも抜本的な革新が必要になることを述べた。今回は、今後のポストモダン社会において優位性を持つビジネスモデルのあり方について、そのアウトラインを示す。 20世紀型ビジネスモデルは時代遅れになった 企業のビジネスモデルには、マーケティングシステム、オペレーションシステム、マネジメントシステムの3つの側面がある。 マーケティングシステムとは、顧客に対して価値を提供する仕組みのことである。20世紀に成長した企業は、ほぼ例外なくマスマーケティングシステムを確立していた。次のオペレーションシステムは、事業を運営する仕組みを意味する。20世紀型企業の
Web2.0を特徴づけるキーワードとして「ロングテール」というキーワードが使われることが多い。通常の店舗では品目数上位20%が全体の売り上げの80%を占めるのが普通だが、ネットのビジネスでは残り80%の品目の売り上げが上位20%の売り上げを上回る(図1)──代表例はアマゾン(amazon.com)だ──というように表現されることが多い。 しかし、ちょっと待っていただきたい。 まず第一に、通常の店舗より多い品目数を扱えるというのは、ホントに「Web2.0」の特徴なのか? ネットのほうが品目数をたくさん扱えるのは、94年にアマゾンが創業されてからずっとそうだったのではないのか? Web1.0か2.0か、というのは単なる言葉の定義の問題ではあるが、2.0のほうが、より「進んでいる」というイメージを持たれやすい。しかも、「ロングテール」という言葉が、「かっこいい」「最先端」といったポジティブなイメ
「報」「連」「相」をブログで実現〜社内の情報共有に生かす(3) (関 信浩=シックス・アパート代表取締役) 日本企業の情報共有システムには、「対話」、「日報」、「申し送り」、「底上げ」、「たばこ部屋」の五つの形態があります。前々回は、教師と生徒のやりとりを例に、「対話」について説明しました。今回は、より実際の業務で使うことの多い「日報」と「申し送り」について解説します。 ブログを使って「報告」、「連絡」、「相談」 「日報」は、店舗をはじめとする業務の現場から、それを管理する本部や本社への「報告」。「申し送り」は、現場において次に担当する人への「連絡」と位置付けられます。内容が「相談」になることもあるでしょう。ブログを利用すれば、従来であれば業務時間終了後に筆記していた、または、専用の業務アプリケーションを使って管理していた「日報」や「申し送り」の情報を、簡単に短時間で効率よく管理す
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く