梅毒の日本国内の報告数が、年間最多を更新しました。 今増えている梅毒という感染症はどういう病気なのでしょうか? 2022年は1万例を超え過去最多梅毒の年間報告数の推移(国立感染症研究所のデータより筆者作成) 梅毒は2010年頃までは年間数百例の報告数でしたが、2010年代以降は増加の一途をたどっており、2022年は10月23日までの時点で10,141例となっており感染症法の施行以来初めて年間1万例を超えました。 国内の梅毒患者の年齢別報告数(2021年第4四半期〜2022年第3四半期まで 国立感染症研究所のデータより筆者作成) 年齢・性別ごとに見ると、男性では20代以上の世代で幅広く感染者が報告されているのに対し、女性では20代が突出していることが分かります。 これらの違いは性的な活動性を反映しているものと考えられます。 また男性間での感染も多く報告されています。 梅毒ってどんな病気?口唇