アメリカのトランプ政権が発動した中国からの輸入品に関税を上乗せする制裁措置について、WTO=世界貿易機関は国際的な貿易ルールに違反しているという判断を示しました。米中の一連の貿易摩擦をめぐってWTOが判断を示すのは初めてです。 これに反発する中国が貿易紛争の解決を担う国際機関のWTOに提訴し、1審にあたる小委員会で審理が進められていました。 WTOは15日、小委員会が判決にあたる報告で中国の訴えを認め、アメリカの制裁措置が国際的な貿易ルールに違反しているという判断を示したことを明らかにしました。 報告の中でWTO小委員会は、アメリカが制裁措置の実施について正当な根拠を示していないなどと指摘しています。 アメリカのトランプ政権と中国の一連の貿易摩擦をめぐってWTOが判断を示すのは初めてです。 WTOの紛争解決手続きは2審制のため、異議がある場合は上訴できることになっていますが、2審にあたる上
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