帝塚山学院大(大阪府大阪狭山市)に今月13日、元朝日新聞記者の教授(67)を辞めさせないと学生に危害を加えるとした脅迫文が届き、教授が同日付で辞職していたことがわかった。 大阪府警黒山署が威力業務妨害容疑で捜査している。教授は、いわゆる従軍慰安婦問題で「女性を強制連行した」とする吉田清治氏(故人)の証言記事を執筆したとされる。 捜査関係者らによると、脅迫文は13日午前、同大学の理事長や学長ら宛てに封書で届いた。文面はいずれも「教授を辞めさせなければ学生に痛い目に遭ってもらう。クギを入れたガス爆弾を爆発させる」との内容で、差出人は不明。クギが同封されていた。 大学によると、元記者は2012年4月から人間科学部の非常勤講師として勤務。昨年4月に教授となり、メディアに関する授業を受け持っていた。 朝日新聞は8月5日の朝刊で、自社の慰安婦報道についての検証記事を掲載。記事の中で当時の執筆者は匿名に