エイモス米海兵隊司令官とシュワルツ空軍参謀総長は3日の上院軍事委員会公聴会で、同性愛者であると公言して軍務に就くことを認める制度改正に異論を唱えた。オバマ大統領が主導する方針に制服組幹部が公然と反対したことで、共和党のマケイン上院議員ら反対派が勢いづき、年内の法案改正は不透明になった。 国防総省は同性愛者と公言しない限り入隊を許可する1993年以来の現行制度について「変更しても影響はない」とする調査報告を11月末にまとめたばかり。しかし、エイモス氏は「アフガニスタンでの厳しい戦闘を考えると今は制度を変えない方がいい」と証言。シュワルツ氏も短期的影響を与えないとの調査報告には「賛成できない」とした。(共同)