獄中で末期の肝臓がんと診断され、刑務所外の病院に移送された中国の著名な人権活動家、劉暁波(リウシアオポー)氏(61)が、「死ぬとしても西側(欧米)で死にたい」と出国の希望を周囲に伝えていたことが28日、分かった。支援者は、劉氏夫妻の出国に向けて中国政府と交渉している国はドイツだと明らかにし、米国も高い関心を示しているとした。 支援者によると、妻の劉霞(リウシア)さん(56)が北京のドイツ大使館から移住の打診を受け、5月下旬の面会時に劉氏からも同意を得た。ドイツは今月、中国政府と交渉を開始。交渉中に重い病状が判明したため、劉氏に意思が変わらないか尋ねたところ、死ぬとしても欧米に移りたい意向を示した。 支援者は劉霞さんが4月に書いた2通の手紙もネット上に公開。1通は、劉霞さんの体調がすぐれないことから劉氏も出国に同意しており、ドイツが夫妻の移住を受け入れる意向を示していることを中国政府に伝える
劉暁波が逝ってしまった。しかし彼は中国に残り続けたがゆえに永遠に民主活動家たちを導き続け、発信し続ける。中国とはどのような国かを世界に知らしめ、国際社会を目覚めさせ、習近平に大きな脅威を与えるだろう。 ◆中国の民主活動家には二つの道がある天安門事件のときもそうだったが、その後の多くの中国大陸の民主活動家には二つの道がある。一つはアメリカなど、西側諸国に亡命することであり、もう一つは中国大陸に踏みとどまり抵抗し続けることだ。 前者は、割合に容易だ。海外亡命に成功すれば、そこで「逮捕されない」日々が送れる。但し、亡命が成功した時点で、国際社会の注目度は一気に下がる。そこが終点なのだ。さらに亡命先の国で、果たして日々の糧を得る生活手段が得られるか否かも問題となる。 特にアメリカのワシントンD.C.には中国からの亡命民主活動家が集中している。 その中には正職を得て、自立的に自らの生活を支えながら中
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く