2007年03月12日01:00 カテゴリ書評/画評/品評Money 書評 - 入門 医療経済学 初掲載2007.03.11 医療も経済学も、難しくて面白い。 入門 医療経済学 真野俊樹 だとしたら、本書は面白いの自乗である。 本書「入門 医療経済学」は、文字通り「医療経済学」の「入門」である。医療経済学とは何か?著者はこう定義している。 p.3 すなわち「医療経済学」は「医療に関する人間の営みを対象にした学問でもある。 [引用注:強調は弾による] これであれば「医は仁術」であっても「医は算術」であっても、人間の営みである以上きちんと扱える。 著者の真野俊樹は、多摩大学医療リスクマネジメントセンター教授。MDにしてMDAにして医学と経済学の双方のPh.Dを持っているという、本書を書くために世に出たような存在だ。 目次 はじめに 第1章 医療経済学を理解するために 医療と経済学のすれ違い 市