明け方、リアルな夢にハッとして目覚めることが増えた。 昔の友人。もうすっかり普段は忘れているくらい、付き合いもなくなって久しい人が、親し気に私のそばにいる。その人の夫君まで登場して、私は、彼らの家庭の問題を一緒に悩んでいたりする。 どうしているだろう。 ふとそう思う人が増えたのは、仕方ない、私の年齢を考えたら当然だろう。長く生きてくればその分、出会った人、離れてしまった人、すごい数にのぼる。 私の身に起こったこと、人と過ごしたこと、そのすべてを覚えていられるはずもない。それなのに、何かの拍子に脳がピックアップして、思いがけない夢を見せたりすることを、面白いなあと思う。 私たちの脳は、実はぜーんぶ記憶しているのかもしれない。それもすごいし、今気にもしてないことをポンッと投げてくるのも不思議。ランダムなの? リアルな夢には愉快なものも、そうでないものもある。 まだ起床時間ではないので、しばらく