シリコンバレーでは身近な怒りが原動力 岩瀬大輔(以下、岩瀬):伊佐山さんはシリコンバレーで10年間、ベンチャーキャピタリストとして働いてきましたが、シリコンバレーの起業家はどういう人が多いのですか。 伊佐山元(以下、伊佐山):シリコンバレーの起業家に会って面白いと思うのは、身近な怒りや不満、不便さから会社を作る人が多いことです。わかりやすい例で言うと、元アップルでiPhoneやiPodの開発を行ってきたトニー・ファデル。彼は、自分のサマーハウス(別荘)にあるサーモスタット(自動温度調節装置)が30年前のデザインのままでインテリジェンス(知性)を感じられないと不満を持ち、iPhoneのインターフェイス同様のシンプルで美しいデザインのサーモスタットを自分で開発してしまった。 さらに、テクノロジーと結び付けて、人の気配を感じ取って生活パターンを学習し、最も効率のいい方法で温度を調節したり、クラウ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く