少女たちの瞬き、こぼれる溜め息、翻るスカート…。ほんの些細な表現の積み重ねとともに、まぶしくも壊れそうな思春期の心の揺れを描いたアニメーション映画『リズと青い鳥』。監督を担った京都アニメーションの山田尚子は「息をひそめて、少女たちをのぞき見しているような感覚だった」とニッコリ。劇中に吹く風を感じ、彼女たちの匂いや体温まで伝わってくるような陶酔感の味わえる本作は、アニメーションの無限の可能性を感じさせてくれる1作だ。「気配をアニメーションにしたい」という山田監督に、本作でのチャレンジ、そして、本作と同じく“青春と音楽”を描いた代表作『けいおん!』との“奏でる音の違い”について聞いた。 『リズと青い鳥』は、北宇治高等学校吹奏楽部員のドラマを描く『響け!ユーフォニアム』シリーズの完全新作劇場アニメ作品。最後のコンクールに臨む3年生、みぞれと希美にクローズアップし、親友であるはずの2人が微妙にすれ
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